シザーズ・シュリンプァー
れぷりろいどのしりあるきらー
概要
精神がイッちゃってるエビ型レプリロイド。しかしエビといってもシザーズの名にたがわず立派なハサミを持ち、その姿形はシュリンプというよりはむしろロブスターに近い。(そして海外では“Crush Crawfish”と完璧にザリガニ扱いされている。)
元はシグマ軍を倒すために作られたレプリロイドだったが、そのハサミを乱用して敵味方みさかいなく殺戮しまくるという恐ろしい欠陥があったため封印されていた。
しかし、なんらかの原因で再起動してしまい、造船所を乗っ取った。
漫画版(岩本佳浩版)
漫画版ではその異常なまでに凶暴な殺人衝動から解体所送りされる途中だったが、お察しの通り暴れだして逃走。
かなりの戦闘狂で、ある意味ではVAVA以上に狂暴と言ってもいいほど。(VAVAは漫画版ではわざと強化パーツがある場所をエックスに教えているなどの一面もある。)
自分のハサミで人間やレプリロイドをいたぶろうとする事に快感を持ち、人質をとっていた。劇中ではエックスが「お前は罪のない者達を殺していたじゃないか」という言葉に対して「当然俺はその通りに作られたんだ」「俺は殺戮用レプリロイドだ」と言っているほどの筋金入りの殺人鬼である。
エックスはライドアーマーのエンジンに乗って一度はシュリンプァーを追い詰めるものの、人質をとった上エックスに大量の敵を送り込むが、彼が高台からバスターで頭部を撃ったために敗北し、海に転落した。
漫画版のX3の8大ボスでは唯一悲惨な過去などの設定がない悪役。そして、死に際に満足げな表情を浮かべたことから、そういった意味では一番の幸せモノだったかもしれない。
実際の強さ
と、ここまで凶悪な一面ばかり語ってきたが、はっきりいって弱い。
七つの海の破壊神とか御大層な通り名を頂戴してるが、 も の す ご く よ わ い
ステージも非常に簡単で典型的な一面スタイル、シュリンプァー本人も時折ムーンウォークしてくる事を除けば、基本的に動きは単調でかわしやすい、そして入手武器もなかなか強力かつ使いやすいと、どこぞのトンボよろしく明らかに「最初にコイツから倒せ」といわんばかりと、設定の兇悪さと裏腹にもの凄くかわいそうなボスである。
入手武器
・スピニングブレード
いったん放つと上下にそれぞれヘアピンカーブを描いてバックする回転ブレードを発射する。
なんと言うか言葉で説明するのも難しい軌道を描くのだが、これがなかなかに使いやすく、大概のザコは1、2発で撃破できるくらいに威力が高い。