概要
別名キャメルスパイダー、カニムシに近いクモ綱動物である。
一般的に目にするヒヨケムシは、全身がクリーム色で、短めの体毛が生えている。
また、触肢(昆虫の触覚にあたる)が発達しているため、ぱっと見ると10本足に見える。
そして中でも特に目に付くのが、その最大の特徴とも言える大顎だろう。
強い毒こそ持たないが、乾燥地帯にすむヒヨケムシは、苛酷な環境に適した攻撃力を持っており、他の肉食生物をも襲って食らうこともある。
一時期、巨大ヒヨケムシの画像がネットに出回ったことで、一躍有名になった。
また、「世界三大奇虫(蟲)」としても有名である。
生態
食性は肉食で、乾燥地帯に住むため、比較的乾燥した環境を好む。
活発な捕食者であるため、下手に手を出すと噛まれる危険性があるため、注意すべし。
なお、日本では気候などの違いからか、長期間の飼育が大変困難であり、1年ほどで死んでしまうことが多い。