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オールド・ボーイ

おーるどぼーい

原作は土屋ガロン、作画は嶺岸信明による漫画。『ルーズ戦記 オールドボーイ』のこと。及びそれを原作としたパク・チャヌク監督による2003年公開の韓国映画。
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『ルーズ戦記 オールドボーイ』の概要編集

『ルーズ戦記 オールドボーイ』は原作は土屋ガロン、作画は嶺岸信明による漫画。1996年から1998年に「漫画アクション」で連載された。2007年にアイズナー賞最優秀日本作品賞を受賞した。


あらすじ編集

7階と8階の間にある私設刑務所に10年間監禁された男が解放され、なぜ自分が監禁されたかについて調べ始める。


2003年公開の韓国映画。パク・チャヌク監督の復讐三部作の第2作編集

原作は漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』。映画版は第57回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリ、第37回シッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリを受賞した。

OLD BOY


また、スパイク・リー監督により舞台をアメリカにして主要登場人物をアメリカ人にした映画も作られているが(アメリカでの劇場公開は2013年。日本での劇場公開は2014年)、漫画原作準拠ではなく、パク・チャヌク監督の映画版のリメイクであり、ストーリーもパク・チャヌク版準拠となっている。

ストーリー編集

映画と原作では本筋のストーリーは同じだが、舞台が日本から韓国に変わっているなどの変更がある。


  • 映画
    • ごく平凡な生活を送っていたオ・デスはある日、突然誘拐され、15年間監禁された。解放されたデスが、自分が監禁された理由を解き明かすために奔走する5日間の物語。
    • 原作とは逆に主人公には「謎解きまでのタイムリミット」が設定されている。
    • ラストはダークで絶望的なもの。(はっきり言えば、鬱展開と残酷描写のどちから片方でも苦手な人には、絶対にお勧め出来ないオチ)

  • 漫画
    • ごく平凡な生活を送っていた五島慎一はある日突然誘拐され、10年間監禁された。解放された五島が、自分が監禁された理由を解き明かすために奔走する物語。
    • 映画とは逆に「ルーズ戦記」と云うタイトル通り、謎解きに関しては長期戦となる。
    • ラストでは「冷静に考えると主人公は黒幕の罠にはまっているまま」の可能性が十分に有るが、それでも、主人公は前向きに生きていく選択をする。

※映画版と漫画版での監禁された時点での主人公の年齢・家族構成・監禁されていた年数の違いも、映画版のオチにつながる伏線となっている。


登場人物編集

役名俳優日本版声優
オ・デスチェ・ミンシク磯部勉
ミドカン・ヘジョン山田里奈
イ・ウジンユ・ジテ関俊彦
ノ・ジュファンチ・デハン石田圭祐
パク・チョルンオ・ダルス堀内賢雄
ヒョンジャイ・スンシン小山茉美
イ・スアユン・ジンソ水町レイコ
ハン警護室長キム・ビョンオク中田和宏
高校時代のデスオ・テギョン岡野浩介
高校時代のジュファンユ・イラン三宅健太
高校時代のウジンアン・ヨンソク関俊彦
時計屋のおばさんイ・ヨンヒすずき紀子
ヨンジャパク・ミョンシン朴璐美
自殺しようとする男オ・グァンノク石井隆夫
乞食イ・デヨン辻親八


















ネタバレ編集

実は、連載の途中まで、原作者は主人公が監禁された理由やオチを考えていなかった。

その為、原作の終盤は色々と無理の有る展開になっている。

それに対して映画版は、原作で主人公が解くべき謎だった「何故、主人公は監禁されたのか?」を逆転させた「何故、悪役は主人公を、わざわざ、長期間監禁した上で解放したのか?」と云う発想から逆算されたストーリーおよびオチとなっている。


余談編集

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