オールド・ボーイ
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おーるどぼーい
原作は土屋ガロン、作画は嶺岸信明による漫画。『ルーズ戦記 オールドボーイ』のこと。及びそれを原作としたパク・チャヌク監督による2003年公開の韓国映画。
2003年公開の韓国映画。パク・チャヌク監督の復讐三部作の第2作
原作は漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』。映画版は第57回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリ、第37回シッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリを受賞した。
また、スパイク・リー監督により舞台をアメリカにして主要登場人物をアメリカ人にした映画も作られているが(アメリカでの劇場公開は2013年。日本での劇場公開は2014年)、漫画原作準拠ではなく、パク・チャヌク監督の映画版のリメイクであり、ストーリーもパク・チャヌク版準拠となっている。
ストーリー
映画と原作では本筋のストーリーは同じだが、舞台が日本から韓国に変わっているなどの変更がある。
- 映画
- ごく平凡な生活を送っていたオ・デスはある日、突然誘拐され、15年間監禁された。解放されたデスが、自分が監禁された理由を解き明かすために奔走する5日間の物語。
- 原作とは逆に主人公には「謎解きまでのタイムリミット」が設定されている。
- ラストはダークで絶望的なもの。(はっきり言えば、鬱展開と残酷描写のどちから片方でも苦手な人には、絶対にお勧め出来ないオチ)
- 漫画
- ごく平凡な生活を送っていた五島慎一はある日突然誘拐され、10年間監禁された。解放された五島が、自分が監禁された理由を解き明かすために奔走する物語。
- 映画とは逆に「ルーズ戦記」と云うタイトル通り、謎解きに関しては長期戦となる。
- ラストでは「冷静に考えると主人公は黒幕の罠にはまっているまま」の可能性が十分に有るが、それでも、主人公は前向きに生きていく選択をする。
※映画版と漫画版での監禁された時点での主人公の年齢・家族構成・監禁されていた年数の違いも、映画版のオチにつながる伏線となっている。
登場人物
ネタバレ
実は、連載の途中まで、原作者は主人公が監禁された理由やオチを考えていなかった。
その為、原作の終盤は色々と無理の有る展開になっている。
それに対して映画版は、原作で主人公が解くべき謎だった「何故、主人公は監禁されたのか?」を逆転させた「何故、悪役は主人公を、わざわざ、長期間監禁した上で解放したのか?」と云う発想から逆算されたストーリーおよびオチとなっている。
- MCU映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」において、スティーブ・ロジャースが現代の事を学ぶ為の「これから観る予定の映画・ドラマのリスト」が写るシーンでは、上映された国ごとにリストの内容が変えられているが、韓国で公開されたバージョンでは本作(映画版)がリストに含まれている。
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