曖昧さ回避
ハヤブサ(鳥)
鳥の一種。漢字表記は「隼」または「鶻」。
英名は【Falcon(ファルコン)】。
所謂猛禽類のひとつ。
パワーよりスピードを生かした狩りをする猛禽類。
大きな目、鉤型の鋭い嘴、先細りの翼を持つ。
全長45cm前後、全開翼長120cm前後の体格をもつ、中~大型の猛禽。
頭から背中、翼の外面に至る濃い灰色と、腹部の白・黒・灰色の斑模様が特徴。
鷹や鷲とは少し違う“ハヤブサ科”という特有のカテゴリを築く種でもある。
かつてはタカ目に分類されていたが、昨今のDNA解析によりスズメ目やオウム目と姉妹群と見られるようになり、ハヤブサ目ハヤブサ科として分離された。
南北の極地を除くと、実に世界の7割以上の地域に分布域を持つ、猛禽としては広範囲で現存する種である。同時に日本の「シマハヤブサ」を筆頭に、多くの種が餌のとなる鳥の農薬汚染から来る間接被害によって、近年では絶滅危惧種に追い込まれてもいる。
そのため人間による保護活動の盛んな鳥でもある。
ハトや小鳥などを主な獲物とし、飛んでいる獲物に空中で襲い掛かり、蹴り殺して捕食する。鷹狩で用いられる。
巣作りをしない鳥で、おもに断崖などの窪みを巣の代わりに利用する。
地球上最速の生き物として知られ、獲物に急降下する時のスピードは時速400km近いことが計測されている。
その飛翔能力から、鉄道や戦闘機、バイク(上記)などのニックネームとしてしばしば用いられる。
詳しくは「はやぶさ」の項も参照の事。