王子(千年戦争アイギス)
せんねんせんそうあいぎすのしゅじんこう
概要
千年戦争アイギスにおいて、プレイヤーの分身となるキャラクター。
とある王国の王子であり、彼の王国が魔物に襲われ仲間と共に逃げ延びたところから物語は始まる。
その後、女神アイギスの神殿にてアイギスの力添えと、女神の力で召喚された仲間たちと共に王国の奪還を目指すのが大まかなストーリー。
その後は新たな魔物の驚異に対抗するためや、助けを求めに来た人々を救うために、仲間たちと各地へ遠征を繰り返す日々を送っている。(この辺は期間限定イベントのストーリー)
人物像
容姿
イラストでは目が髪で隠れており、王子らしい風貌をしているものの、豪華に飾り立てるような装飾は身につけていない。まさに亡国の王子といったところか。
目が隠れたビジュアルと相まって、その様は古いギャルゲの主人公のよう。
あまり意識されることはないが、イラストでは左手で剣を持っている。覚醒しても左手に剣、右手に盾のスタイルをとっている。
彼の部下達は一部を除いて右手に武器、左手に盾のスタイルが多いのでもしかしたら左利きなのかもしれない。
性格
寡黙な性格で、彼が話す時はほぼ一言だけか「……」で表記されるだけ。ステータス画面のセリフもこれである。
好感度や信頼度のイベントシーンは彼の目線で語られ、鍵括弧のついたセリフこそないものの地の文としては意外と喋る男だったりする。
戦場では自分から喋ることは滅多にないが、彼の側近であるアンナとは意思疎通ができているようで、イベントではだいたい彼女やほかのキャラクターが説明してくれることが多い。
全く無反応というわけではなく、一応首を振る等のある程度のジェスチャーで意思疎通を図ることはある。とあるイベントでは「雪合戦がしたい」というある女の子の願いを首振りひとつで了承したこともある。お人好し故に泣き落しに弱いのかもしれない。
性格は上記のとおり寡黙だが、人を思いやる優しい心を持ち、人々を傷つけ虐げる者をよしとしない。
しかしながら、仕方なく悪行を働く山賊や海賊、かつて敵として戦った者、人々から嫌われてしまった獣人、果ては魔物によって吸血鬼と化してしまった人すら自らの王国に招きいれようとするなど、懐の深さが伺える。時には他の魔物に虐げられている弱い立場の魔物にすら手を差し伸べる。それゆえにあらゆる人々から厚い人望を寄せられている。
仲間達はもちろんのこと、竜人やエルフといった他種族の人達や、異国の人々、果ては彼に救われた一部の魔物達にまで助けを求められることも。
そしてそのプレッシャーに屈することなく堂々としているさまは流石というべきか。
彼はかつて存在した英雄の末裔であり、それも彼のカリスマを強くするのに一役かっている。
しかし激しい怒りを覚えたときは敵と見なしたものに自ら宣戦布告をする(自分から喋る)一面も持つ。
基本的にはそんなお人好しの彼だが、R18版では寝室という要素があり、主に自分の寝室を舞台に積極的に部下や協力者の女性達と仲を深めていたりする。
好意を寄せられた女性からであったり、自分からアプローチして好関係になったり様々、時には強引なやり方をするときもある。が、行為中に靡かせてしまうので問題は起きていないようである。
また、彼自身女の子に強引にされるときもあるが、本人はそれについては特に気にしていない様子。
実績と王子たる身分故か多数の女性と関係を持つことは極一部にしか咎められたことがない。
これもカリスマの成せる技か。
この寝室シーンの際、3D系エロゲーではよく見られる竿役の表現なのだが半透明だったり半透明じゃなかったりする青い男として描かれることが多く、それに伴うネタも存在する。
一般版だと彼女たちとの甘いひと時を楽しんだり、男性相手と仲を深める時は酒場で一緒にお酒を飲んだりしている。
ゲームでは女性の場合、好感度アイテムが花束や宝石、男性の場合は信頼度アイテムがお酒(ビールやワイン)なので女の子達にはそれらをプレゼントし、男たちの場合はそれらで乾杯しているのだろう。
ちなみにお酒が飲めない人も居るが、信頼度はちゃんと上昇する。
戦闘能力
王子は編成から外すことができず、そのステータスはプレイヤーのレベルに応じて上がっていく。
初期は頼りないステータスだが、固有の能力として戦場にいるあいだは味方全ての能力が上昇するとう特殊な効果を持つ。
また、レベルアップで称号が手に入り、それを設定することでHPを上昇させたり、味方能力上昇の効果を底上げしたりできる。
レベルを上げていくと最終的にはレアリティプラチナに匹敵するほどの能力を獲得する。
また、編成に政務官アンナが居ると王子のコストが下がり、彼女を王子のそばに配置すると王子の能力が上昇する。詳しくは政務官アンナの記事を参照。
特定のストーリーミッションをクリアすることで称号の付け替えにより覚醒が可能になった。
コストが倍以上になるが、各種性能が劇的に向上しレアリティブラックに匹敵する高性能ユニットと化す。容姿も変化し、金色と水晶の装飾が施された白銀の鎧を身に纏って新たな剣と盾を携える。作中ではこれが女神アイギスの神器だと言われている。
相変わらず目は隠れて見えないが、それでもまるで別人のように生まれ変わった、英雄の名にふさわしい気高い姿をしている。
なお当然男性なので男性出撃不可のミッションでは戦場に出せない。(編成には入っている)
pixivでは他のキャラクターとともに描かれているイラストがいくつかあるが、大抵はそのキャラクターのタグがつけられており、このタグが使われることは少ない。
小説版王子
小説「千年戦争アイギス 月下の花嫁」に登場する王子。基本的な設定はゲームと同じである。
本名はアーサー・ペンドラゴン21世。婚約者は東の国のプリンセス月姫カグヤ。
正義感と優しさに溢れる少年だがお人好しで世間知らずな面もある。
女性にはモテるが本人はヘタレ童貞もとい貞操観念が強く奥手。そのためゲーム版王子とは受ける印象がかなり異なる。