「我らは永遠の戦いに身を委ねし暗黒騎士団である。
女神の力にすがる弱き者たちに戦いを挑むために参った。
さあ、我々と戦ってもらおうか……!」
概要
初登場はイベント『暗黒騎士団の脅威』。
王子軍に宣戦をし暗黒騎士ユリナの暗黒の波動を使うなどし戦うも敗北し、追いつめられることを愉しいと喜び、死ぬまで、そして死んだ後も永遠に戦いつづけようと言ってきた。
その次は『二人の聖女』にて登場。
妖精司祭ノエルから豊穣の杖を盗みその力で騎士団を強化しようと試みるも力を使いすぎ数だけが増えた状態になった。
「戦いは数だ!それを証明してやる!」
次に巫女カグラから打ち出の小槌を盗み同じくその力で騎士団を強化するも王子達に見事倒され追いつめられて自分自身を巨大化するが…
「戦いはパワーだ! それを証明してやる!」
このころから暗黒騎士団=ギャグ要因が確立しつつあった。
『鬼を宿す剣士』では剣豪モミジを操り騎士団にも砲兵が登場。
『暗黒舞踏会』では情熱の踊り子ワルツを操り踊りの力で騎士団を強化。
このイベントの会話ではなかなかえげつないことを言っているがなぜか砂漠へ行ってピラミッド頂上でワルツを躍らせたり暗黒の力でワルツを分裂させたりと楽しくやっている模様。
さらには年末ゴールドラッシュにまで味方の攻撃力を8割減という暗黒オーラを持って登場。
と登場するたびに王子達を楽しませてくれていたが『暗黒騎士団の最期』にてもう失敗は許されていないことが判明。
自らの体の限界を超え全身全霊の暗黒の波動にて勝負を挑んでくる。
そして王子に負けるも引けぬ姿を見せているところであのお方が登場。
「あのお方」の暗黒騎士団長に対する仕打ちに怒った末、王子が半年ぶりに口を開き「あのお方」に対して
「・・・・・・お前からもらうものなど何もない。
暗黒騎士団長は主に報いるため自分の命さえも武器にして挑んできた。
自身の楽しみのために部下の命を弄ぶお前を許すわけにはいかない。
お前のようなものは、俺たちが倒す・・・・・・!」
その後魔界にまで追いかけ攻撃力5000相手に団長と共闘。
勝利するも団長自身は限界を迎え副団長のエルヴァを王子達に託し(当時のイベントキャラだった)独り崩れさっていく。
反吐が出るほど甘い奴らを言いつつも宿敵と認め最後には体を張った行動に多くの王子が見直した。
※それまで表には出てないものの多くの街を滅ぼしてはいるが
イベント当時の最終ミッションでは剣を地面に突き立て、跪く専用のドット絵が使われていた。
拠点の目の前にゲストとして配置されており、一度だけ敵の攻撃力を大幅に下げる暗黒オーラが使用できた。
過去に行われたミッションを巡るイベント、「戦場の記憶」ではこのミッションがリメイクされており、当時の会話シーンに沿って団長に寄り添うようにエルヴァが配置されるようになった。
その後「魔神降臨」にてコンプ報酬にブラックアーマーが登場…………どこからどう見ても団長なのだが。
扱いはプラチナアーマーと同じ経験値専用特殊ユニット。
ユニット化されたが戦いに出せず多くの王子が肩を落としただろう。
そして「暗黒騎士団長の最期」から半年以上たっての「暗黒騎士と聖なる森の番人」にてTGS特別マップ「流星の剣士」から登場していた暗黒騎士デシウスがなにかを探すために聖なる森を訪れる。
このマップには命を落とした戦士の魂を鎮める石碑がありそこからもしや団長の魂もここにあるのではと思った王子も少なくはないところで最終マップにて団長のお墓もといでっかい剣がでてくる。
副団長エルヴァ、暗黒騎士ユリナと共闘しいづれ団長ユニット化を王子達は静かに待つのだった……
なお、このマップの会話では、現在でもユリナやエルヴァは団長の事を慕っている様子が描かれていた。
祝ユニット化!
そこから1ヶ月たったところで運営垢からこんな告知が
この告知の多くの王子が喜び運営垢最初の4桁RTになった。
ただし入手するには金以上のユニット引退で手に入る虹水晶が1000必要であり容易ではないが、その価値が十分あるほどの性能を持っている。
現在ではプレミアム召喚(いわゆるガチャ)を行ったときもレアリティに応じて少量の虹水晶がもらえるようになったので、以前よりは敷居が低くはなっている。
ドットは敵だった頃のものがほぼそのまま使われている様子。
かつて敵だったが今度は味方として戦ってくれる頼もしい彼の姿にグッとくる王子もいたのではないだろうか。
何故復活したか、どうやって復活したかという詳しい経緯は作中で語られていない。
しかしながら「魂」のようなものは確かに存在しているという旨のことが作中では語られており、これが何らかの方法で体を持ち、復活したのではないかと思われる。
現時点ではイベント内会話などは存在しないものの、大討伐ミッション「ケイティの大演習」では他のキャラクターと同じく強敵として登場しているため、設定上正式に王子軍に参入していると思われる。
キャラクターの名義は「暗黒騎士団長」ではなく「暗黒騎士」となっている。
が、王子達の多くは彼を「団長」という愛称で呼ぶことが多い。呼びやすいことと、作中で実際に団長を勤めていたこと、「団長」という肩書きを持つ立場のキャラクターが作中少ないことからこの愛称が使われていると思われる。
実際に「副団長エルヴァ」も彼のことを「団長」と呼んでいた。
戦闘能力
レアリティブラックのダークファイターとして登場、最高レアリティという事もあり、全能力が高水準にまとまっている。
覚醒カンストまで育成した場合
HP3080 攻撃力712 防御力574 魔法耐性15 ブロック数2
となり近接ユニットとしては最高クラスの性能でボス級とも十分張り合える程。
特にアイギスの対ボス級の一つの指針となるゴーレム戦においては素の状態でアイアンゴーレム以下までの相手をする事が可能。
スキル未発動時(いわゆる素の状態)で既にステータスが高いので、王子はもとより、聖女イリスを始めとした様々なバフを持つキャラクターとの相性も非常にいい。
特に覚醒カンスト後は覚醒王子を大きく上回るHPと高い攻撃力、覚醒王子には劣るが安定した防御性能というステータスから、他ユニットのサポートを受けることで、よほど無茶苦茶な攻撃力やスリップダメージでもない限りは、ほとんどの強敵を最前線で受け止めることができる。
覚醒スキルの「暗黒オーラ斬り」を使えば、その凄まじい攻撃力と遠距離攻撃という性質から、生半可な敵ならばブロックはおろか、近づく事すら許さない。
王子が「戦線を支えるリーダー」ならば、彼は「最前線で強敵を受け止める決戦兵器」とも言える。
よく比較される対象として同職同レアに叛逆の騎士コーネリアがいる。
コーネリアはガチャ産という事もあり、条件は難しいが確定入手出来る団長と比べ、殆どの能力値で上回る。
ただし、後述するスキルで大きく差別化されており、防御型のコーネリアと瞬間防御と攻撃特化の団長と使い分けが可能であり、決して下位互換という訳では無い。
「リビングアーマー」という特殊な身である故か、人間やエルフと言った種族の振り分けが彼の場合は「属性:なし」となっている。
これは「エルフのコスト低下」等の特定の種族(属性)を指定するスキルやアビリティを持つユニットの効果対象をわかりやすくするための処置だが、少数の種族である獣人や妖怪、デーモン等も振り分けがなさているのに対して、「属性:なし」となっているキャラクターは非常に珍しい。
他に属性なしが設定されているのは換金用のゴールドアーマーや経験値用のプラチナアーマーなど。
その為、「人間禁止」や「エルフ禁止」といった種族の縛りに引っかからない。
スキルは「絶・暗黒オーラ」
敵の攻撃力を最大で50%減少という極めて高い効果だが持続時間10秒と短い。
50%減少となれば敵の攻撃はほぼ無力化出来る為、ここぞという時の短期決戦や壊滅しそうな陣形の緊急回避が主な使用法となるだろう。
スキルを使うとHPが半分になるがパラディンの特性のよって防御はあがるので数字ほどのデメリットは少ない。
覚醒前からダークファイター系のコスト-2のアビリティを持っているが覚醒することによってさらに
ダークファイター系のスキル効果を30%延長の効果が手に入る。
暗黒オーラ使用時は3秒の延長となるが、その間にこちらのヒーラーが1~2回多く回復出来る他、敵の攻撃も同程度受け流せるように。
更にダークファイター系複数運用なら高い効果を発揮するだろう。
スキル覚醒によって「暗黒オーラ斬り」になり遠距離物理攻撃となる。
その倍率は驚異の2.5倍で王子バフを付与するだけで容易に攻撃力が2000を突破する。
近接職が行える遠距離攻撃としては最強の一角であり、攻撃速度もそれなりな為、雑魚ならば一撃で消し飛び、通常のボス格ならば見る見るうちに体力が削れていき、非常に頼もしいスキルに。
物理攻撃なのでゴーレム系や一部オークと相性が悪いが、その脅威的な火力から多くの敵に有効打となる。
特にデーモン系は中防御高魔法耐性という特色がある為、相性が良い。
(あのお方は魔法耐性0だが…)
団長が「最強クラスの近接ユニット」と言われる所以であり、この凄まじい瞬間火力のおかげで、強敵と対峙した時も、強力な魔法攻撃や麻痺といった状態異常で倒れる前に、うまくいけば倒しきってしまう事が出来る。
ちなみに実装時点では唯一信頼度が存在するブラックの男性ユニットだった。
今では千年戦争アイギス3周年記念のイベントで白の皇帝が実装されたため、唯一ではなくなった(それでも二人しかいないが)
特殊な条件で女性になるキャラクターを除けば、レアリティブラックの男性キャラは現状、彼と白の皇帝、そしてデータ上レアリティブラック扱いである覚醒王子の3人だけとなる。
弱点はあえて挙げるならば「攻撃属性が物理攻撃」である事と、「あくまで特化しているのは物理攻撃と瞬間防御」であること。
前線向きのステータスではあるが、瞬間防御はそう何度も使えるものでもなく、覚醒スキルもあくまで上がるのは攻撃力だけなので、他の近接職と同じく、戦線を支えるにはヒーラーなどの基本戦術による補助が必須。防御も高いとは言え、スキルで上がるわけではないので、「あのお方」を始めとした非常に高い物理及び魔法攻撃を受けてしまえば瞬く間にやられかねない。
また、物理攻撃であるため、防御力が高いワーウルフ系やゴーレム系に対してはその高い攻撃力も有効打になりにくい。
「強敵を相手にする」ことはできるが、ヘビーアーマー系のクラスのように、大多数、高攻撃力の敵を「長時間受け止め続ける」ようなユニットではない。
信頼度を上げたときのセリフ
0% | なぜ我がこんなところに……。夢でも見ているのか。 |
---|---|
15% | すでに捨てた命だ捨て駒にでも使ってくれ……。 |
30% | どこで道を誤ったのだろうか、今はそれすら思い出せない……。 |
50% | あの頃は強くなることだけを、ただそれだけを望んでいた。 |
60% | 今更、やり直すことなどできん。だが立ち止まるつもりもない。 |
80% | こうしてまた戦えることに、喜びを感じているとはな。 |
100% | 償い切れぬ罪ならば永久に戦い続けるのみ! |
※暗黒騎士は鎧に魂がついただけの存在であり、鎧そのものが体となっている。
そのためお酒は飲めないらしく、信頼度イベントでは乾杯はするものの、
出された酒は口にしていない。
信頼度セリフでもわかるとおり、本人曰く「気がついたらこの体になっていた」とのこと。
2016年7月7日のアップデートで覚醒イラストとドットが追加された。
イラストで見てわかるとおり、鎧や武器の装飾が増え、形状も若干スマートになった。また、新たに大きな盾を左手に携える。パラディンになると白い鎧を身にまとう他のダークファイタークラスのキャラクターと比べても、鎧の色は漆黒のまま。しかし特徴的な兜の角や、がっしりとしたフォルム、身の丈ほどもありそうな巨大な剣などの、元の面影をのこしつつ、装飾や鎧の形状によって「パラディン」をイメージさせるヒロイックなデザインになっている。目の光も赤から青(ドットだと攻撃時に残光がでる)に変わっており、まさに「悪の敵ライバル」から「味方のダークヒーロー」を思わせるデザインの変化となっている。
装備や構えが変わったからか、以前のドット絵よりも横幅が大きくなっている。(ゲーム的には判定などは変わらない)
以前は常時暗黒オーラを纏う演出がドット絵であったが、新しいドット絵ではスキル中のみオーラを纏うようになった。
余談だが、覚醒王子のイラストと並べてみると、まるで対になっているかのような構図になっている。公式(及び絵師)が意識しているかどうかは言及されていない。