「俺は、貴様の様に由緒ある家格も、血統も持ち合わせてはいない。」
概要
千年戦争アイギスにおける、王国と対を成す大国「白の帝国」の頂点に立つ人物である。本名は不明。
イラストレーターはヤスダスズヒト氏。
初登場はストーリーミッション『魔界の洗礼』にて、レオナと共に会話で登場したが、それよりも前の2015年9月のゴールドラッシュにて、会話イベントで登場したレオナに言及される形で存在は確認されていた。
ユニットとしての初登場は2016年のエイプリルフールミッション『白の帝国 始動』にて、初期配置ユニットとして登場した。
その後も、ゴールドラッシュイベントにてしばしば初期配置ユニットとして登場する。
そして、2016年秋のイベント『女神の封印』では、部下たちと共に女神アダマスが封印される迷宮へ潜り、アダマスの封印を解こうとするも、女神ケラウノスと手を組んでいる女王蟻とゴブリンクイーンの洗脳を受けて、部下共々王子達と戦うことになる。
洗脳が解けた後は、王子との間に協力関係を結び、2国が協力してケラウノスと魔王に立ち向かう事を決定した。
王子と同じく口数は少ないが、メタ的に喋らない王子よりは喋る方である。
エイプリルフールミッションでは(割とブラックな)ジョークを発したりもしたが、あまりお喋りを好む方では無いようだ。
生まれは貧民街であり、その腕一つで帝国騎士団のトップに、そして皇帝まで上り詰めた(帝国は実力主義の国である)。
故に、英雄王の子孫である王子とは「似ているところが無い」と会話イベントでは語っているが、酒の趣味は合うようである。
詳細は不明だが、先代の皇帝であった人物と親しい仲だったようであり、唯一の友と呼んでいる。
しかし、その先帝を守ることが出来なかった事も、彼の中では大きな存在となっているようである。
また、帝国には「守るべき最愛の人物」が居る模様(詳細は不明だが小説版からユニット実装もされた妹リィーリの事ではと推測される)。
ユニット性能
最高レアリティのブラックレアなだけあって非常に強力。
クラスは(現状で)彼専用の『皇帝』。3ブロックの近接ユニットである。
クラス特性として、魔界マップにおける味方への攻撃と防御の半減を打ち消してくれるため、同じ効果を持つ覚醒王子をまだ手に入れていない王子にとっては、それ目的で配置することもあるだろう。
ステータスはそれなりに高いが、壁を務められる程ではないため、過信してはいけない。
スキルは『アダマスの神器』。
最長55秒間、攻撃力2倍で防御力・魔法耐性無視の遠距離攻撃を行うというもので、発動させれば相手目掛けて斬撃が飛んでいき、HPをモリモリ削ってくれる。
字面だけではあまり強そうに思えないが、実際に使ってみるとその強さがよくわかるだろう。
また、スキルレベルアップの恩恵は持続時間のみで、倍率に全く影響しないため、即戦力としても利用可能。
加えてアビリティ『帝国の勇者』の発動トリガーにもなっており、スキル発動中は帝国所属ユニットの攻撃と防御を25%アップさせてくれる。
自身も帝国ユニットなので、最低限自己バフとして機能する。
ただし、欠点として戦闘中1度しか使用できないため、使いどころを選ぶ必要があった。
現在は調整の結果発動回数の制限がなくなり、更にスキルを使用していない状態でも遠距離攻撃をするという便利な能力を持っている。
皇帝はクラスチェンジや覚醒を有しておらず、最初からレベルが上限の99まで開放されていたが、2022/08/25についに第一覚醒が実装。調整やスキル覚醒も相まって男性限定マップや帝国編成では大いに活躍してくれる。
入手方法は、交換所にて刻水晶200個(既に所持しているなら100個)と交換できる。
刻水晶は復刻ミッションで入手できるため、初心者でも少し頑張れば入手できるだろう。
最初の入手機会は、上述のイベント『女神の封印』の報酬であり、試練系ミッションだったこともあって入手しやすかった。
小説版
※小説版はパラレルワールドなので、ゲーム版でも小説版と同じ設定が採用されているかは不明である(運営チームの監修は受けている)。
こちらでも本名は不明。
祖国を魔神ダンタリオンによって滅ぼされた後、傭兵として活動していたところを、たまたま戦場で出会った先代皇帝に見いだされ、帝国の軍団長として採用される。
最初は帝国の兵から疎まれていたが、その活躍ぶりが知れ渡るにつれて認められていった。
先帝とはゲーム版同様親しい間柄であり、先帝のある言葉により、傭兵を辞めて先帝の部下として生きることを決めた。
しかし先帝が殺害されてしまい、先帝を殺した人物を討ったことで、そのまま皇帝の座に就いてしまう。
本人としては不本意ではあったものの「強者こそが国を統べる」という思想を持つ帝国では断ることもできず、第13代皇帝として戴冠する。
小説という事もあって内面描写が多く、ゲーム版の会話イベントから感じる「孤高の皇帝」というイメージとはやや異なり「クールで口数が少ない青年」といった印象を受ける。
傭兵暮らしが長かったため料理が上手だったり、奔放なシャルムに振り回されたりと、意外な面も見せている。
また多くの女性から想いを寄せられているが、自分の目標を優先しているため関心は無い。
妹のリィーリと共に暮らしており、彼女の存在が彼の戦う理由の一つである。
リィーリは魔物の気配や魔物が発する瘴気に触れると倒れてしまうため、森の中にある屋敷の中で暮らしている。
そんなリィーリのために「魔物が居ない世界」を冗談抜きで成し遂げようとしており、先帝の言葉に賛同したのもそんな理由があったからである。
戦闘能力は非常に高く、ちょっとしたドラゴン程度なら難なく屠ることが出来る。
皇帝になる前、そしてなってからも、敵軍の中で一番強い相手と戦う事を望んでいる。
また、皇帝の証である「アダマスの神器」を解放することで、さらなる力を発揮する。
信頼度を上げた時のセリフ
0% | ……。 |
---|---|
15% | 無理に話す必要もないだろう?貴様と話が合うとは思えない。 |
30% | なるほど……、酒の趣味だけは合うようだな。 |
50% | 俺は、貴様の様に由緒ある家格も、血統も持ち合わせてはいない。 |
60% | 悪いが、そういうことは、全てレオナに任せている。 |
80% | ……もう少しだけ付き合え、王子。 |
100% | ……戦友、か。貴様とならば悪くはない。 |
130% | ……王子、今夜は付き合え。英雄には祝宴が必要だろう? |
150% | 世界を救う英雄⋯⋯か。その名はお前にこそ相応しい。 |
副官時 | これは何の冗談だ、王子。俺に斬られたいのか? |
余談
アイギスの数少ない男性ユニットの中でも、正統派なクールイケメンということもあって、女性プレイヤー(王女)たちのハートをがっちりと掴んだ模様。
また、信頼度イベントなどのセリフから、王子との『アッー!』な方向の妄想も膨らんでいるようである。
実は覚醒王子とLv99の皇帝【覚醒】の白の皇帝のステータスを比べると
HP | 覚醒王子:2600 白の皇帝:2600 |
---|---|
攻撃力 | 覚醒王子:540 白の皇帝:600 |
防御力 | 覚醒王子:700 白の皇帝:780 |
魔法耐性 | 覚醒王子:20 白の皇帝:0 |
ブロック数 | 覚醒王子:3 白の皇帝:3 |
無覚醒時は白の皇帝は王子を意識したようなステータス設定になっていたが、覚醒導入時期の差から全て上回る様になるが、コンセプトとしては覚醒王子がさながら「敵の猛攻から守る盾」であり、白の皇帝は「立ちはだかる敵を斬り裂く剣」と言えるであろう。