概要
CV:櫻井トオル
地球とは異なる世界ダンスワールドの住人。ロボット型の『オドリー』。プライドが高く、他人からでも上から目線な性格だが、ダンスは「嫌嫌やるものではなく、ダンスへの想いと楽しむもの」と言うポリシーを持つ。全ての躍りを極めた最強のオドリーとして統治者であるダンス王ヤハータに単独で挑むも「躍りは上手いが、それ以外ない」の評価を下されて敗れ、戦う資格である全てのダンストーンを地球に放たれてしまい、再挑戦する目的でやって来る。
しかし、力の源でもあるダンスパワーも自分が最も得意とするブレイクダンス以外は消失し、本来の等身大ヒューマノイドサイズから二頭身に縮み、行き倒れていた所を響に拾われ居候する事になる。彼の両親には名目上「学校の教材」として扱われているが家族同然に気に入らいる。
普通の人間と同じく食べ物に不便はないが、時には皿すら丸ごと食してしまう。ロボット掃除機『グルンバくん』を初めクルクル回るものや、円形の物体、地球の自転にも興味津々で、事あるごとに「う・つ・く・しー!」と言う始末。何故か響のランドセルの中と琴音のドーナツ、バザーで見つけた回転する玩具(EDラストのロボット)がお気に入りだが、アドリーヌと野良ワニを苦手とする。ただ、行く先々で小さな子供達からは『自由に動いて喋るロボット』として大層気に入られている。
響の親友孝太を救う為に彼の肉体と融合し、謎のダンスヒーロー『フラッシュビート』となり、ダンストーンに魅いられ暴走した力を躍りで浄化させる。
これ以降は、響の相棒として彼の鬼コーチ兼監督としてしごく事となる。基本的なアイソレーションを始めとしたダンスの動作やストレッチはムーブとは関係無い為に機敏に動けるが、ムチャクチャ早い。
力が減衰しているものの、ダンストーンに関する知識や関知能力、温度や湯成分の分析、ダンスゲートを用いてダンスワールドへ帰還出来る余力は持ち合わせており、ダンス王に地獄の踊り子迎撃の要請を打診するが、対峙して間もない為にプライドが邪魔をして会う気持ちが無かった様である。アウルに関する情報も認知していたが、人間の姿へ変えて気配を消していた事に全く気が付かなかった。
響との融合が出来ない状況でも、アドリーヌとのコンビネーション技である超鋼鉄石頭アタックは一向に衰えず、ダンスワールド時代の彼らはこの技で恐怖の対象になっていた様である(実質リアルファイト)。
回収したロックの影響で過去に転移し、幼い響と出会っていた様で、怪盗パンクが特撮ヒーローを盗みに来たところを彼を触媒にして小さなフラッシュビートを生み出している。二人の縁は既に宇宙的概念の規模で始まっていたと云える。
だが、リキッドで動くチョコミンク像にチョコを浴びせられて踊らされ、シェイクで琴音の体と入れ替わる等、最強のオドリーの名が遠退いている様にも見える。
しかし、舞人とコレオとの関係が判明してからのダンスブレイブで今まで回収したダンストーンだけでなく、自身のブレイクダンスも奪われ機能停止に陥るが、琴音の告白により希望の灯火を与えられた響の想いと共に復活を果たし、決着を着けるためにダンスワールドへ。彼に生きる希望と魂を込めたヒーリングダンスで浄化し、それと同時に本来の姿を取り戻した。
ところが、元凶であるブンガバンガに今度は新たな器として響を取り込まれた事で、正気に戻った舞人の願いで最後の対決に挑み、積み重ねた力に上乗せした踊りで揺さぶり続ける。攻撃に晒されながらも幻影のフラッシュビートとなり、パワートルネードフラッシュで粉砕と同時に救いだした。
進化した魂の踊りを見たヤハータから王座を譲渡されそうになるも、一度頂点に立った事と数ヵ月の間に地球で出会った友人達との日々が忘れられず、響の面倒を見続ける理由から辞退する。それに伴い、ランドセルの中が気に入ったのか再び2頭身にする様に願い出たが、彼が中学に進級するのを知らなかった(それ以前に地球の常識も無知だった)様である。
決戦後は小学校の卒業式にも参加したらしく、響が中学生になった後もランドセルから専用鞄に変化しても内部が気に入った様子である。また、響と琴音の恋の進展にも遠目から興味が湧いてもいたりする。
エピローグでは、素直にダンスは良いもので、将来は誰もが笑顔に成れるダンサーに成りたい夢を響は語っており、これを肯定的に受けとめ成就できる事を述べている。
風香からは「キンちゃん」、響と顔が似ているラミンからは「ブレン」と呼ばれている。…決して彼らではないぞ!