概要
「約束は守る、人間として当たり前だろ」
「・・・ベルンを憎む気持ちが、オレを強くしているんだ」
クラスは盗賊。リキア・ベルンの国境付近にあるアラフェンの孤児院出身。
ルゥ、レイの兄弟と同じ孤児院の出身だったか、今回のベルン侵攻で院長を殺され、先生を手にかけたベルンへの憎しみから孤児院を飛び出した少年。先生の仇を討つため、ロイ軍に協力する。
孤児の中では年長者で、目つきが鋭く口も悪いが、友人想いの性格をしており、ベルンが始めた戦争で食料に困る同じ孤児たちを助けたいという思いから仕方なく盗みに手を染めるようになった。
しかし院長先生を殺されたとき、同時にベルンの手で孤児院は焼き払われ、多くの孤児はエリミーヌ教の司祭に保護されたが、彼だけはどうしてもベルンへの憎しみを捨てきれず、一日でも早く戦争を終わらせるために戦いへ身を投じた。
手際の良さでキャスからも一緒に組まないかと好意的に提案を受ける一方、ベルン人はてめぇの国のことしか考えないような血も涙もない悪党だと認識していたため、シスターのエレンと知り合い仲良くなった彼女の素性を知ったときは流石にショックを隠せなかった。
動乱の後は盗賊から足を洗い、大陸各地を飛び回っては世界の親を失った子供たちの為に力を尽くしたらしい。
ユニット性能
作中指折りの高成長率の持ち主でそのまま育てばルトガーすら凌駕したのではないかと言われているが、
クラスチェンジができないので一軍への登用はまずない。
ただ8章までの盗賊はチャド一人しかおらず盗賊は経験値の入りも良いので
かぎ開けや囮なり索敵の視界確保に予備の戦力として登用する分には優良な人材になる。
ベルン国王ゼフィール相手に傷一つがやっとな部分は光の剣でフォロー。
覇者の剣への登場
タイアップの一環として主人公のロイよりも先に登場しており、駆け出したばかりでベルンを倒すにも剣一つなく、主人公アルの剣を盗むも登場早々足を滑らせて盗みに失敗するという醜態を晒す。その後に付近のベルン軍の野営地のキャンプをたった一人で襲撃するも、剣の使い方を知らないチャドが軍人に勝てるわけもなく、始末される寸前のところをアル達の援護によって救われる。
アル達の加勢によって襲撃は成功に終わるが、互いにぶつかり合いながらも協力し合うアル達一行を見たチャドは、別れ際に「オレもいつかあんたたちのような強い絆を持った仲間を見つけて、ともにベルンへの復讐を果たす!」との言葉を告げて一行と別れるのだった。その後は無事本編通りにロイ達との合流を果たすことになるが、再登場は四巻先の第五巻『覇道』までその登場を待つことになる。