クリストファー・リー
くりすとふぁーりー
イギリス出身の映画俳優。世界で最も多くの映画に出演した俳優としてギネスに登録されている。
概要
幼い頃に両親が離婚しており、入学した学校も経済的理由で中退した。
海運会社に就職した事で7カ国語を話せるようになった。
下積み生活では、193cmの長身に合う役がなかなか無く、脇役やスタントマンを行っていた。
しかしやっとその身長に合う役に抜擢されることとなる。
1957年公開のホラー映画「フランケンシュタインの逆襲」の怪物役で一躍スターとなり、続いて翌年公開の「吸血鬼ドラキュラ」でドラキュラ伯爵を演じ、ホラー映画俳優としての地位を確立すると同時に、ホラー映画の一時代を築き上げた。
また、「ドラキュラ」や「フランケンシュタイン」など多くのホラー作品で共演した俳優のピーター・カッシングとは大の親友であった。(因みに両氏共にスターウォーズ作品に出演している)
1970年代以降はアメリカに移住、ドラキュラのイメージを払拭するべく数多くの映画に出演した。
若い頃から馬術、剣術に長けており、スタントマン時代にその技量を発揮していた。
その他にも、渋く重々しい美声を生かし、朗読や声優としての活動も行っていた。
90歳を迎えても出演オファーは途切れることはなく、老いてなお多忙な日々を迎えていたが、2015年に呼吸器疾患と心不全のため入院し、同年6月7日に他界した。
「生きる伝説」クリストファーの突然の訃報は世界中の俳優、映画ファンに大きな衝撃を与えたと同時に、彼の偉大なキャリアを人々に再認識させた。
1948年のデビューから93歳で亡くなるまで、生涯現役を貫き通した映画俳優だった。