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クリストファー・リー

くりすとふぁーりー

イギリス出身の映画俳優。世界で最も多くの映画に出演した俳優としてギネスに登録されている。
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概要編集

フルネームはクリストファー・フランク・カランディーニ・リー。

イギリスロンドン出身。母はカール大帝の血を引く貴族の出。

幼い頃に両親が離婚しており、入学した学校も経済的理由で中退した。

海運会社に就職した事で英語の他に7カ国語を話せるようになった。また、馬術剣術にも長けていた。

下積み生活では、193cmの長身に合う役がなかなか無く、脇役スタントマンを行っていた。

しかしやっとその身長に合う役に抜擢されることとなる。

1957年公開のホラー映画「フランケンシュタインの逆襲」の怪物役で一躍スターとなり、続いて翌年公開の「吸血鬼ドラキュラ」でドラキュラ伯爵を演じ、ホラー映画俳優としての地位を確立すると同時に、ホラー映画の一時代を築き上げた。

なお、悪役を演じる事が多く「世界一悪役が似合う俳優」と言われたこともある。

また、「ドラキュラ」や「フランケンシュタイン」など多くのホラー作品で共演した俳優のピーター・カッシングとは大の親友であった。(因みに両氏共にスターウォーズ作品に出演している)


後にホラー映画以外の出演も増え、アメリカ映画でも活動。

その他にも、渋い美声を生かして朗読声優としての活動も行っていた。


2000年代になると、身体能力の低下が始まってしまい「STAR WARS-EPSODE2 クローンの攻撃-」の撮影時には齢80代に突入していた。※撮影時はアップと立ち絵を担当し、アクションはスタントマン達が担当していた


1948年のデビューから93歳で亡くなるまで、生涯現役を貫き通した映画俳優だった。

(1922年5月27日~2015年6月7日)


私生活など編集

007の原作者イアン・フレミングは従兄であり、第二次世界大戦中はともにOSS(戦略事務局)で働いていたため、ジェームズ・ボンドのモデルの一人ではないかとも言われる。なお、当時の任務は軍事機密であるため公表されてない。因みに、映画第一作である「ドクター・ノオ」では原作者であるフレミングから直々に敵の大ボスであるジュリアス・ノオ博士をオファーされていたが、諸事情あって実現はしなかった。しかし、フレミング没後10年に公開された第9作目『黄金銃を持つ男』では悪役であるフランシスコ・スカラマンガを演じる運びとなった。『黄金銃〜』は007シリーズ原作小説では最後の作品でスカラマンガもボンドの暗黒面という位置づけの悪役でありいわく付きの作品でもある。

ロード・オブ・ザ・リングで彼の演じるサルマンが背中を刺されるシーンに関して、「人が背中を刺された時、どんな声を上げるか知っているかい? 私は知っている」と監督のピーター・ジャクソンに語り、恐れられたという。

大のオカルト好きで2万冊ものオカルト書籍の蔵書を持っており、その知識も豊富だったそうである。


主な出演作編集

関連タグ編集

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