概要
2016年1月6日、富士急行は老朽化した2000形フジサン特急に代わる特急列車として、2016年4月23日より新型車両「8500系」を使用した「富士山ビュー特急」を運行すると発表した。
停車駅はフジサン特急と同じ「大月」「都留文科大学前」「富士山」「富士急ハイランド」「河口湖」である。
列車は3両編成で、1号車は指定席、2号車と3号車は自由席。
自由席はフジサン特急と同じ特急料金(+運賃)で乗車可能。
指定席は、運賃、特急料金の他に特別車両運賃900円が別途必要。
この他、土日の一部便にはスイーツプランがあり、スイーツプランは運賃、特急料金、スイーツ代込みで4000円。スイーツプラン乗車には事前予約が必要。
使用車両
基本的に、8500系により運行される。(※8500系検査時は別車両により運転。)
8500系は、JR東海371系を購入し、JR東日本テクノロジーが改造したもの。
7両編成から3両編成に短縮され、ダブルデッカーを含む4両は廃車解体された。
編成は以下の通り
↑富士山方
1号車 クロ8551(元クモハ371-1)
2号車 モハ8601(元モハ370-101)
3号車 クモハ8501(元クモハ371-101)
↓河口湖・大月方
車内及び外装は水戸岡鋭治によって大幅にリニューアルされている。
車内は水戸岡デザインとも呼ばれる木材を多用したスタイル。
1号車は定員26名の特別車両とし、テーブルを配置したボックス席やカウンター席が配置されている。
2号車、3号車は、基本的に座席配置は371系と同じながら、シートがそれぞれ青と赤を基調したものに変更されている。
また、窓に木枠を取り付けた関係上、側面窓が371系時代より小さくなっている。
車体はさび朱色に、金のロゴを配置したデザインに変更。
余談
同じく富士急行を走る8000系フジサン特急は、小田急20000形RSEを改造したものであり、かつて特急あさぎり号として富士山の南側で活躍していた車両が、富士山の北側で再び顔を揃え活躍することになる。