概要
俗に「インド料理はカレーばかり」と言われることもあるが、もちろんそんなことはない。
暑い地域なのでハーブなどの薬草や、香辛料を多用した薬膳的な汁物や煮物が多く、よく知られるカレーは日本や西洋で知られるそれとは違いかなりサラサラ。
その他はナンというパン、タンドリーチキンに代表される壷焼料理など。
また、宗教上の理由などから菜食主義者も多く存在し、インドの料理店では肉や卵を用いるノンヴェジ料理とフレッシュチーズや豆、野菜を多用したヴェジタリアン料理の双方を用意していることが多い。
余談ではあるが、実はインドではほとんどナンは食べない。
というのも、ナンはタンドールという大きな壷窯で作るのだが、インドの家庭でタンドールを持っているのは少なく、さらに精白された小麦粉は高価なため高級な食べ物として扱われる。そのため、代わりに安価なチャパティで食べられている。