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人類軍の編集履歴2016/05/20 23:20:03 版
編集者:SkyStone
編集内容:全体的に整理整頓

人類軍

じんるいぐん

『蒼穹のファフナー』シリーズに登場する軍事組織。正式名称は『新国連人類軍』(NUNHF)。

概要

フェストゥム襲来という未曾有の危機に対抗するため、新国連が中心となって各国の軍隊を糾合し結成された。

2115年の設立から30年以上人類を守るため戦ってきたが、長きに渡り絶望的な戦いを強いられてきた中で フェストゥムは外敵として殲滅するほかないという思想に固まっている。

また圧倒的な力を持つフェストゥムに対抗するためとはいえ過激かつ強引な手段をとることもあり、竜宮島など同じ人類でありながら自分たちに反目する勢力にも容赦が無い。

道生の台詞から察するに人類同士で争うことも少なくない様子。

他者の存在を認めず、相手を消そうとするその在り方は正しく人間の姿そのもの。

ただ、人口密集地域である欧州や北米の大半、旧中国の大半を悉く撃破したフェストゥムごと文字通り 消滅 させられ、 その後も残ったユーラシアの北部に壁を作って逃れるなど生存圏を大きく絞りこまれて困窮し、 フェストゥムに憎悪しか抱いていない世代が中核を担っている、という点は見逃せない。

この情勢下で、狂わずにいられるのは逆に狂人と言えるかもしれない…

一方で、フェストゥム側には人類が放棄した土地で穏やかに暮らす群れが居たり、蒼穹の綺麗さを愛でるような個体が発生したりしており、”竜を追う者は竜になる”と言う言葉があるようにフェストゥムとの戦いの結果、思考を捨て去っているという共通点が出来てしまったのは皮肉といえよう。

その為か(フェストゥムを殲滅する事しか考えていない)ミツヒロは真矢から「お父さんは(心を持たない)フェストゥムとどこが違うの?」と言われ、決別されている。

また、死亡したと伝えられても悼んでもらえなかった竜宮島と違いフェストゥムとの交流の欠片がとれない外ではある種当然の帰着である。

劇中では人間の負の側面を強調して描かれることが多く、その行動の殆どが直接・間接的に竜宮島の受難に関係しているため 結果としてフィクションでは無能や使えない扱いをされることが多い正規軍の中でも屈指の外道組織となってしまった。

これに関しては、「御都合主義の為の存在」に過ぎない竜宮島と「人類」である人類軍の違いを端的に示す為の演出である。

戦力としてファフナーグノーシス・モデル、メガセリオン・モデル、ベイバロン・モデルを開発。グノーシスモデルは30000機以上が生産され(メガセリオンはその約3%、ベイバロンは更に少ない約200機)、そこに各種通常兵器や核を加えた強大な戦力を有している。しかし肝心のファフナー3種がフェストゥムのコアを搭載しておらず、フェストゥム自体の強さもあってジリ貧の様相を呈している。また、決戦兵器であったザルヴァートルモデルは他所の陣営へ渡ってしまっている

やたらと核をぶっぱする連中で、わかっているだけでも、

  • 瀬戸内ミールに侵食され子孫が生せなくなった日本にぶっぱして消滅させる。そのせいでフェストゥムの「飽和」現象に関するデータもロスト。
  • 一時占拠した竜宮島から撤収する際、置き土産として時限式の核をプレゼント。さらに多弾頭ミサイルもおまけしてぶっぱ。
  • 『HAE』序盤で操の属するミールに開幕ぶっぱ
  • HAE終盤でフェストゥムとの対話を試みる竜宮島にぶっぱして共々消毒しようとする
  • 太平洋地域最大の補給拠点に核ミサイルでバスターコール。残存戦力はおろか、未脱出の難民諸共フェストゥムを殲滅(撃ち漏らし多数)、この補給拠点が消失すれば数百万人が餓え死にするのもお構いなし。
  • ダッカ基地近郊での戦闘においてペルセウス中隊及び竜宮島部隊にバスターコール。真矢の訴えにも耳を貸さずぶっぱしようとした寸前で爆撃機が撃墜されたため発射されることは無かったが…
  • アルゴス小隊・フェストゥム・竜宮島Alvis&ペルセウス中隊&ボレアリオスミール属フェストゥムが入り乱れる大混戦の最中、潜水空母からこっそり多弾頭核ミサイルをバースデープレゼント。竜宮島部隊により全弾撃墜されたからいいものの、万一撃ち漏らしがあった場合難民も竜宮島も全滅である。
  • 奪われたマークレゾンおよびダーウィン基地に取り残された不満分子(バーンズ派)目掛けてぶっぱ…しようとしたが、真矢の体を張ったOHANASHIにより、一帯に発せられた交戦規定アルファを撤回させた為不発に終わる。
  • 竜宮島と交戦中のベイグラントにシュゥゥゥーッ!!←New!散々利用してきた挙句制御不能になれば即ぶっぱとある種清清しささえ感じるが、この一撃でベイグラントを地上に引きずり落とせたというまさかの好アシストとなった。

無印最終盤で対北極ミール最終作戦『ヘヴンズドア』を決行。読心対策のために全軍での遊撃戦を行うという無謀な作戦であったが、独自に蒼穹作戦を並行していた竜宮島の面々がミールを破壊したことで多大な損失を出しながらも一応は人類側の勝利に終わった。しかし、敵中枢の破壊に成功したとはいえ本来の目的は達成できず、作戦そのものは失敗。非敵対的なフェストゥムの群れへの核攻撃や焦土作戦、アルヴィスの(非人道的な)技術の導入など姿勢は更に強硬化し、ついには更にはボレアリオスの小ミールごと竜宮島を核で焼き払おうとした。

本編終了後は各地に残るフェストゥムを虱潰しに殲滅する泥沼の局地戦を展開。

操の群れのように積極的な敵対行動をとっていなくてもお構いなしに殲☆滅し、HAEでのフェストゥム暴走の原因となった。

しかし、これに関しては人類大部分に対してフェストゥムが単なる敵対存在でしかなく、いつ活発な行動をとるか分からないゆえの先制攻撃でもあった。

これは北極ミールの破壊でフェストゥムが「憎しみ」と「個」の概念を学んだ結果、憎悪のまま人類殲滅に動く群れが出現して強硬策を取らざるを得ないほどに戦局が悪化しだしているのが主な原因。そもそも『蒼穹のファフナー』原作の世界観は数十年に渡る戦争で人類が地球から駆逐されつつある世界であり、疲弊しきった人類には綺麗事を並べる余裕など既に無くなっている。数十億もの同胞を殺戮し、世界中から平和という文化をも奪い去ったフェストゥムは、大多数の人類にとって倒すべき化物でしかないのである。

日本政府及び自衛軍とはかつて協力関係にあったが、上記の核攻撃以降は袂を分かっている。

その生き残りである竜宮島の面々は人類軍に対し良い感情を持っていないが、同じ人類との戦闘を避けるため基本的に不干渉としている。

人類軍側は竜宮島の卓越した技術やノートゥングモデル等の戦力を恐れる反面喉から手が出るほど欲しており、血眼になってその行方を捜索していた。

島の位置が特定された後は、マークゼクスの引渡し要求や島自体を占領する等ひっきりなしに絡んでくる。

因みにゼクスの接収はフェストゥムの襲撃により果たされなかったが、その特性上まともに運用することははほぼ不可能と思われる。

実際島の占拠時に接収したノートゥングに搭乗した精鋭3人がシミュレーターで走っただけで操縦不能となっていた。

貴重なコアや関連技術を獲得できるという意味では非常に大きなものがあるが。

『EXODUS』ではトリプルプランによる人類救済を謳い、各地で対フェストゥム戦を継続していた。

しかし長きにわたる戦闘行為から物資や人材が浪費されても尚終わりの見えない戦いに疲弊しきっている状況にある。

指揮系統にも乱れが生じており、将軍職が100人以上いる上にナレインのように独自の行動をとる部隊も出ている。そういった部隊へのカウンターとして味方撃ち専門の部隊であるアルゴス小隊を擁し、不穏分子を排除している。

また詳しい時期こそ不明であるが、第3Alvis「海神島=アトランティス」を襲撃・壊滅させ、コアであるアトランティスミールを強奪し人類軍が回収した北極ミールの欠片へ強制的に同化させることでアザゼル型D型種ベイグラントの育成、意のままに操れる人造人間"パペット"及びファフナー用コアの量産体制に漕ぎ着けていたことが発覚。…あれ、これ普通に侵略・略奪行為じゃね?

最早ここまで来ると、倫理的にどう見てもアウト。人類防衛のための戦いってなんだっけ…

だが、パペットを生み出して心を文字通り殺し続けることで、ベイグラントは「パペットの生誕と心の死」を以って生と死の循環を誤って理解。

更に長年に渡って弄ばれ、コアを搾取されてきた事から支配と搾取と悪意も学習。

アトランティスの住人以下自分達を弄ばれた憎悪を持ってそのゴルディアス結晶を真っ赤に成長させてしまい憎しみのコアとなってしまった。

そしてついに反旗を翻しミツヒロを器としてザルヴァートルモデル・マークレゾンを奪取。

へスター以下主流派は本拠地を放棄し脱出したが、失脚したバーンズを頭に据え多数のパペットを含めた残存兵力を纏め第3勢力として分裂。

竜宮島と海神島に牙を剥くも、竜宮島が開示した情報により自分達がこれまで葬ってきたものを理解したことで更なる離反を呼び瓦解した。

内情・対外関係

その所業やスパロボでの扱いを見る限り典型的な悪い軍隊に見える人類軍だが、実際は非情な組織であっても悪の軍隊ではない。構成員は長く過酷な戦いで精神が摩耗しているフシがあり(特に末端の兵士)、良心的な人物であっても自爆命令に機械的に従うなど、竜宮島住人とは対照的な平和という文化を失った集団と化してしまっているというのが真実である。実際、竜宮島に帰化した面々は平和に触れて完全に人間性を取り戻している(それでも自己の命を軽く扱う傾向があるが)。外道に分類される人物でも、その多くは信念ある傑物か、同情の余地を持っている人間である。

主役サイドであるアルヴィスとの間には上記の通り深刻な確執があり、強大な戦力と技術を持ちながらも他の人類と共闘しようとしない裏切り者の集団というのが基本的な認識。大きな利用価値[1]があるために積極的な攻撃は行わず交渉のテーブルにもつくが、人類軍は必要と判断すれば即座に島の殲滅を狙い、アルヴィスは用が済めばさっさと軍から雲隠れするという関係にある。

裏切り者とは誤解もいいところであるが、人類軍の戦況に加え、島が敵との共存まで考えていれば仕方のない事ではある。アルヴィスの「平和という文化の保存」という本分を果たすためにやむを得ないこととはいえ、島の方から外界との接触を断ち、人間同士で相互理解が成されていないのもこの認識に拍車をかけている。一方で人類軍にも良心的な人物がいたようにアルヴィス側にも皆城公蔵などフェストゥムとの戦いを望む者が存在し、日野洋治やミツヒロなどはカノンたちとは逆に人類軍へと渡っている。

保有するファフナー

1期ではグノーシス、メガセリオン、ベイバロンの3種が登場。

ノートゥングモデルよりも1世代前の機体で、なげやりもといシンプルなデザインとなっている。

ニーベルング・システムによる思考制御・体感操縦式という基本こそ変わらないが、コアを搭載していないため性能は劣る。

その分パイロットへの負担は小さく、操縦に適正や年齢制限も必要無いため兵器としての完成度はこちらの方が上と言える。

不足している性能を数を頼んだ物量作戦で補うという戦術を取っているが、そもそもノートゥングモデルですら苦戦する相手に 数でかかっても結果はお察しの通り。

そのため高性能機の開発が急務となっており、鹵獲したエルフや回収したフィアーから得られたデータとコアを用いて決戦機ザルヴァートルモデルを建造した。

技術蓄積もあってか後にコア搭載機の開発に成功。

『EXODUS』で新たに3機種を1期の主力モデルと入れ替える形で戦線に投入している。

これによって、スフィンクス型のワームスフィア程度なら直撃してもほぼ無傷で済むくらいにまで性能が上昇した。

尚、足りない適正は勇気ではなく一騎の遺伝子情報から作製したフェストゥム因子、通称「マカベ因子」で補っている。

使用しているコアの出所は不明だったが、強奪したアトランティスミールが生み出した物を使っていたことが判明した。

またモデル名はキリスト教関連から取られることが多いが、ファフナーの由来は北欧神話なのでちょっとちぐはぐなことになっている

最も一般的な量産モデル。よわい(確信)。

グノーシスとはギリシャ語で知識の意。その名の通り擬似シナジェティック・コードにより、訓練をすれば誰でも操縦することが可能。

固定装備として右腕にガトリングガン、左腕にレールガンが取り付けられており弾幕を張るのがお仕事。

見た目はさながら武器腕ACである。

モルドヴァ基地での戦闘では一騎が搭乗し、他機とは段違いの動きを見せた。

  • メガセリオンモデル

エースパイロットに支給されている重装型。メガセリオンとは聖書・ヨハネ黙示録に登場する大いなる獣のこと。

劇中では道生が主に使用していた。道生機は青紫、一般機にはグレーの塗装が施されている。

また道生はメガセリオンの搭乗技術に卓越している事から「マスターセリオン」の異名と666の機体刻印番号を与えられており、666の数字は機体頭部右側面に刻印されている。

メイン武装は専用のプラズマライフル。カァオ!のような威力はない。

重装甲故にシナジェティック・コードの形成には心理的重圧が掛かり、乗りこなすにはタフな精神力を要求される。

道生機は竜宮島に戻った後暫く戦力として運用されていたが、スカラベR型との戦闘で大破。

修理パーツの融通が効かなかったのもあるのか、同化実験失敗以降空座だったマークアインへ乗り換えた。

カノンの前半の搭乗機。機動性を活かした近・中距離戦を主眼に置いた軽量型で、特に女性と相性が良い機体とされている。

カノン機は主にルガーランスを使用していた。

女性パイロットの搭乗を示すために専用の赤い塗装を施されている機体が多く、ベイバロン(紅い衣の魔女)の名の由来ともなっている。

ベイバロンとは聖書・ヨハネ黙示録17章で言及されている大淫婦バビロン(大いなるバビロン又はマザーハーロットとも)を指しており、女性の搭乗機にビ○チなんて命名するセンスは如何なものか。

因みにメガセリオンよりも生産数が少ないレアな機体であり、エース限定機であったことが察せられる。

メガセリオン同様、カノンが竜宮島に所属するようになってからも引き続き運用されていたが、 人類軍製のため修理出来なかったのかスカラベR型との戦闘で小破した後、修理されないままマークニヒトとの戦いでも運用され中破。 カノンはすんでのところで脱出した為無事だったが、Nブロック分離及びマークアインのフェンリル起動に巻き込まれロストした可能性が高い。

  • ザルヴァートルモデル

救世主の名を冠した最終決戦用機体。人類軍では初のコア搭載機である。

  • トローンズモデル

メガセリオンモデルの後継機であり、大隊指揮官専用機。

ジークフリード・システムを用いた適切な状況把握が可能になったが、シナジェティック・コード形成に伴う心理的重圧も健在。

しかしその重装甲は非常に頼もしく、ファフナーの機銃やハンドガン程度なら楽に防げる。

機体自体はまだしも、ジークフリード・システムとのクロッシングや入ってくる情報の処理と言った面でパイロットへの負荷が激しい。

因みにトローンズとは「座天使」を意味している。

空戦型はラファエルと呼ばれ、陸戦型はサンダルフォンと呼ばれる。

ラファエルの飛行速度はマークジーベンを上回るほど速く、真矢も感心していた。 アイ機は上下に2発ずつミサイルが装備されたガルム44を装備している。

  • ドミニオンズモデル

ザルヴァートルモデルの量産型で中隊指揮官用の空戦型。ドミニオンズは「主天使」を指す。

コアの関係で基となったザルヴァートルモデルより性能は劣るが、継戦能力は高め。

というか同化やらなんやら色々あってファフナーと言っていいかもわからない存在になったのと性能がどっこいであってたまるか。

後述のパワーズを3機率いて戦闘を行うが、フェストゥム因子の移植成功と同化耐性が高いパイロットのみが搭乗可能という問題児。

そのくせ性能はトローンズモデルに負けているが、その分戦闘可能時間は長い。

…繰り返すが、あのザルヴァートルモデルの量産型である。

大事なことなので何度でも言う、あのザルヴァートルモデルが原型機である。

劇中では空戦仕様のガブリエルの他、名称不明のバリエーションが2種登場している。

ジョナサン機はガンドレイクの類似武装ベヨネットや大量のマインブレードを刃にした実体剣を装備している。他の機体もジョナサン機とほぼ変わらないが背面の羽の一部にイージスが装備されている。

15話で交戦規定アルファによって相手側から撃ってきた攻撃をイージスを展開させて防いでいるシーンがある。

  • パワーズモデル

グノーシスモデルの後継機。4機中隊を組む場合、このパワーズモデルが主力となる。

搭乗可能な人員を増やす為のシステムを搭載した結果、原型機より大型化してティターンモデル並の全高になってしまった。

同化促進剤と因子移植を用いて非適正者を強引に搭乗させる事も可能であり、その運用方法故かパイロットが砕け散った比率が高い。

パワーズは「能天使」を指しており、「最前線で悪魔と戦うので堕天しやすい」能天使のように新型の中で最もパイロットに優しくない。 嫌なネーミングセンスである。

作中では陸戦仕様のオリンピア・エンジェルスが登場し、2話では地味に空戦仕様のアリエルに換装している(違いは両肩のユニット)。

陸戦仕様には防御重視タイプのエイワースも存在する。

固定兵装として右肩にガトリング砲、左肩にミサイルポッドが装備されており防御用兵装で両肩上部にはイージスが

左右計2基装備されている(アリエルに関しては不明)。近接戦では電熱カッターのようなヒートソードを使用する。

所属する(していた)人物

長すぎる戦いのためか、人類軍の兵士は個人差こそあれど根底の倫理観が現実の我々や他作品のキャラクターとは異なっている(竜宮島出身者を除く)。これは善人も外道も同じ。

  • ヘスター・ギャロップ

新国連の事務総長であり、人類軍の代表。高圧的な態度とフェストゥム殲滅のためには手段を選ばない過激さからアルヴィスとは敵対することが多い。

  • ダッドリー・バーンズ

SRW未登場。原作では竜宮島への直接的な接触(圧力)を担当する、人類軍の重要人物。

階級は大佐。真壁司令や溝口とは自衛軍時代からの知り合いであり、その指揮官としての優秀さを評価されているが、作中ではその強引さが目立ち、カノンを使い竜宮島の爆破を画策したのもこの人。テンプレートな悪い軍隊にしか見えないが、そこには島を通じてフェストゥムが人類の情報を学んで更に強大化することへの彼なりの危惧がある。北極決戦でも、暢気に勝利の前祝いを行うヘスターとは対照的に陣頭指揮を取るなど敵役であっても悪人ではない、良くも悪くも軍人らしい人物。

北極決戦で北極ミールに迫った際、突如現れたマークニヒトのワームスフィアに飲まれて乗艦が轟沈し生死不明となる。

  • ミツヒロ・バートランド

ファフナーザルヴァートル・モデル「マークニヒト」の開発者で「一体でも多くの敵を倒す」という思想の持ち主。

  • 日野洋治

ファフナーザルヴァートル・モデル「マークザイン」の開発者で「一人でも多くの兵士を生き延びさせる」という思想の持ち主。

  • 日野道生 / カノン・メンフィス

人類軍の兵士。後に離反してアルヴィスのメンバーとなる。

  • イアン・カンプ / ジェレミー・リー・マーシー

SRW未登場。この2名を主とする、竜宮島占拠の際に送り込まれた一般兵士達。

人類軍の様々な目論見が失敗し、最後の破壊工作の為の捨て駒として島に取り残された。その後は島民として迎え入れられ、人類軍での経験を生かす形でアルヴィスのメンバーとして活動することに。

第二種任務(島民としての仕事)もくじ引きで与えられ、内の一名(名称不明)が上げた「私は豆腐など作れない!」という困惑の悲鳴は、島の内外の環境の差を語るものといえる。『HaE』以降はすっかり島に馴染んでおり、イアンに至ってはメカニックとして活動しながらもゴウバイン執筆のアシスタントになっている。

とはいえ『HaE』では島への恩義があるとはいえ、自分たちを捨て駒とすることを躊躇なく提案するなどかつて過ごした環境を暗に物語っている。

  • 陳晶晶 / ベラ・デルニョーニ / オルガ・カティーナ・ベトレンコ

SRW未登場。上記の占拠部隊の中で、ノートゥング・モデルを接収する目的で派遣された女性ファフナーパイロット達。

人類軍選抜の優秀な適性を持っていたのだが、それをもってしてもノートゥング・モデルを運用することは不可能だった。やはり捨て駒として島に取り残され、その後は島民として迎え入れられ、アルヴィスのメンバーとして活動する。

『HaE』では他の元占拠部隊同様すっかり島に馴染んでいるが、敵の襲来時などの緊急時にはやはり元人類軍らしいシビアな一面を見せることも

他作品の関連人物

リアル系

スウェン・カル・バヤン / ミューディー・ホルクロフト / シャムス・コーザ

地球連合軍の特殊部隊ファントムペインの兵士。Kでは道生とカノンが彼らと同行している。

アレックス・ゴレム

UXでの良識派。第2部終盤にハザードとヘスターに背いたことで謀殺されかけるが、地球連邦大統領の密命を受けていたヒューズに救われる。その後は人類軍を離脱し、地球連邦軍に帰順したものと思われる。

矢藩朗利 / 金本平次

UXでは第2部終盤に密かにハザードに取り入り、彼から受け取った核弾頭で東京壊滅を企てる。尤もハザードにとっては「利用価値のある捨て駒」に過ぎない。

ショット・ウェポン

UXでの協力者。第2部終盤から同行するようになるが、第3部終盤にてギャラクシー船団の電脳貴族と手を結んで謀反を起こし、ヘスターを殺害する。

レオン・三島 / ハワード・グラス

マクロス・フロンティア船団の首脳部の面々。UX第3部終盤に人類軍と結ぶも、人類軍共々バジュラ本星にてギャラクシー船団とショットにより抹殺される。

スーパー系

ハザード・パシャ

UXでの創始者兼総司令。

ドッグ・タック

ハザードの副官を務める。

ドクターミナミ

UXでは協力者。

推進派

UXでは最大の後ろ盾。第3部にてアルティメット・クロス側の支援者となる。

キバの輩 / ガラン軍兵士

UX第2部にハザードの手引きでアルカトラズ刑務所を脱獄するも、第3部にて人類軍の特攻兵器に仕立て上げられた挙句、悲惨な最期を遂げる事となる。彼らを特攻兵器に仕立てたのは、バジュラを人類軍とフロンティア船団の生体兵器に仕立て上げる為の試金石でもあった。

バンプレストオリジナル

ノーヴル・ディラン

彼女にとっては人類軍も自らの目的を果たすための『事象』に過ぎなかった。

ジン・スペンサー

人類軍特務機動中隊の隊長。

アユル・ディラン

人類軍特務機動中隊の隊長となったジンのパートナーで、ノーヴル博士の娘である。•元の位置に戻る

スパロボでは

スーパーロボット大戦UX

岸本みゆき「正直やりすぎました」

原作とは異なり、フェストゥム以外にもスクラッグやバジュラなどの敵対勢力を一掃する目的でハザードらにより設立されるが、設立までの経緯や、主要陣の過激で利己的な振る舞い等により、結成当初からカティやクラウスたち地球連邦内部の良識派たちからは「アロウズの再来」とみなされ、連邦大統領からも不信感を抱かれている。所謂ティターンズやOG版ガイアセイバーズなどのポジションであり、ジン達オリジナルキャラのメンバーが所属している事からある意味オリジナルの敵組織を担っている勢力とも言える。

終盤にはELSの地球圏到達に前後してマクロス・フロンティア船団と手を結び地球圏を見捨てて逃げ出し、バジュラ本星を手にして銀河での勢力圏を広げようと企てるとい前代未聞の暴挙を敢行しており、端的に言えばこの組織は「人類」と冠しておきながら、同じ人類を抹殺し、最終的にはその人類を見捨ててしまっている。

最後は地球連邦からも完全に反逆者と認定され、人類軍とフロンティア船団の暴挙を食い止めるべくバジュラ本星へ追撃したUXによりハザードが誅滅され、先にバジュラの母星へと辿りついた面々もショットとギャラクシー船団の裏切りによりフロンティア政府首脳部共々壊滅させられ、ノーヴル達ごく一部のメンバーを除いて全滅する。

尚、本当にモビルスーツに対フェストゥム兵器の座を奪われたのか、人類軍の名を関していても原作での主力であったグノーシス・モデルが登場しない。

原作以上にどうしようもない悪役となっている感のある本作の人類軍ではあるが ザルヴァートルモデル同様、 これすらもまだマシな方 であった事を視聴者は『EXODUS』後半にて実感する事となる……。

アルゴス小隊、お前らの事だ。

余談ながら、ヘスターと大統領の中の人は同じだったりする。ただし前者は強硬派、後者は穏健派という正反対の立場にいる。

しかも、皮肉なことに大統領はUXでは『HEROMAN』における米国大統領のポジションを丸々兼任している。

スーパーロボット大戦K

地球連合軍に統合されている。実質的な親玉であるジブリールがあまりにも小物過ぎであり、

ヘスター自身は蒼穹作戦において 最前線で陣頭指揮をとる ド根性ババアに改変された上に

最終的にオーブや自軍と和解(実質的に竜宮島とも和解)するため、原作や『UX』(後述)より「悪の組織」のイメージが非常に薄い。

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