鷹取円
たかとりまどか
概要
主人公・小宮千尋の叔父で衣装デザイナー。基本的には自宅で仕事を行っており、線の細い美青年。ひょんなことから甥である千尋に出会い、屋敷へ連れて行ったが…後述の理由とギブアンドテイクの関係を千尋が了承したことから生活環境を提供する代わりに千尋には家事を任せることになったのが本作の始まり。
作中に登場する千尋と美耶子が家事をするときの制服や、有頂天BOYSの衣装は彼が手がけている。作中の描写を見る限り、パターンから自分で衣装製作を行っている模様。
篠崎桂一郎とは幼なじみであり、今でも秘書として一緒にいる。
人物像
ルックスこそ線の細い、儚げなイケメンなのだが…台所を3ヶ月も放置した挙句に黒光りするアレが発生するようなゴミ溜めにするなど、家事スキルは壊滅的(ただし、お菓子も作れる。もれなく台所が粉まみれになるが)。実際にアニメ版の声優を担当する島﨑をして『ふだんの生活ぶりは……ダメンズっていう感じです(笑)』とコメントするほど。加えて、性格も年齢不相応に子供っぽいので総じて言えば残念なイケメンである。
最も、この壊滅的な家事スキルが間接的に千尋との生活をともにするきっかけになるのだが。
猫好きだが犬が大の苦手で、第1話でも子犬に遭遇した時も小学生の千尋に助けられるまで塀の上から動けないで泣きわめくほど怖がっている。そのため、千尋が捨て犬(後の餡太郎)を保護した時も餡太郎が見えた瞬間に千尋から離れて震えていた。そればかりか犬のおもちゃですら怯えて動けないレベル。そのため、円のサボリ(円避け)対策として扉前に犬のおもちゃを設置するという対策も可能。
猫も猫で猫アレルギー持ちのくせに拾ってはガスマスクを付けてでも飼育しようとする為、猫を拾う度に怒られている。なお、拾った猫は桂一郎経由でちゃんと他の猫好きが引き取っている。
自室が作業部屋であるのでここだけは千尋に片付けられるのを拒んでいるが、ベッドの上も散らかっているため度々千尋のベッドで一緒に寝ては手痛い一撃を喰らうのがオチである。
そんな子供っぽい言動の割に勘が鋭く、結構周りを見ていると思わせる一面も。
実は姉である千代とは何かあったようで、そのことが千尋を引き取る大きな動機であった。その大きな動機はアニメ版で言うところの第5話で明らかになった。
ちなみに正装すると千尋が「詐欺だ…」と驚愕するほどの別人に変貌する(桂一郎曰く「第一印象は重要」)。