「こんなゴミ溜めで眠れるか」
「アレと強制的に結婚とか、何その罰ゲーム!!」
概要だな?
漫画作品『少年メイド』の主人公。家事が大得意なこと以外、ごく普通の小学生。
プロフィール
キャラクター
年齢は物語開始時点で11歳(小学5年生)。母親と2人きりの母子家庭で育つ(父親は千尋の誕生後間もなく死去)が、その母親がある日突然亡くなってしまい、小学生の身で天涯孤独となってしまう。
その後、亡母の弟(千尋にとっては叔父)にあたる鷹取円が現れ、彼に引き取られるところから、『少年メイド』の物語が始まる。
漫画原作の登場人物紹介欄では「ごくフツーの小学生」と紹介されているが、家事全般が苦手だった母親の下で育ったこともあって、大人顔負けの家事スキルを持つ少年。所謂「小さな主夫」。
特に掃除が大好きで、千尋が来るまではゴミ屋敷同然だった円の屋敷も、一夜にして綺麗になっている。年齢不相応に大人びていてしっかりしているが、恋愛には鈍感だったり、素直に甘えることができず意地を張ってしまうなど子供らしい仕草を随所で見せてくれる。
しかし、円には容赦のない台詞を浴びせることが多い。
「カッコわる」「ださっ・・・」などの返しに「ちーちゃん、ひどい!!」がお約束。
桂一郎にもたまに厳しく、彼と共謀して円への扱いも横暴。
母親似なのか、中性的で可愛らしい容姿を持つ。かつて母と一緒に住んでいたアパートの大家夫婦や行きつけの商店街の人々からも、度々可愛がられる様子が描写されている。
バレンタインのときは大量にもらっていた模様。
学校から帰ってきたらほぼずっと家事をしているが、テストはほとんど100点満点で成績もほぼオールAと非常に優秀。一時期は学校で済ませている宿題を間に合わず、台所でしていた(のちに円により部屋に机をプレゼントされる)。
クラスの女子からの評価は、『お嫁さんにしたい男子No. 1』らしい。
円から制服として出されたメイド服を嫌々ながらにも真面目に着続け、その内なんの抵抗感もなくなった。その後、親友の日野祐司らと掃除する際はメイド服を強引に着せる行為を見せたことから、環境適応能力は高い。
自分を犠牲にする傾向があるが、常に明るく、泣いているシーンは最初の一度のみ。
見た目の可愛らしい中世的な顔とは逆に大変男らしく、困っている女子クラスメイトを放っておけなくて助けに入った。
円には「子供を引き取ったというよりもお嫁さんをもらった」と言われている。
しかし、お弁当に円の好きな猫をノリでキャラ弁にしたり、異様に台所関係で心配されたりとするため桂一郎からは「寧ろお母さん」と思われている。
メイド服
円が千尋のために制作したメイド服は、 綿のシャツにフリルを寄せたエプロンとカチューシャ、膝丈で緑色のハーフパンツに黄色いネクタイ、膝までの黒いソックスとローファーの組み合わせ。夏服として冬服より青みが強いハーフパンツに同色のリボンタイと半袖のシャツも追加されている。千尋も当初は抵抗を持っていたが、機能性に優れていることもあり着ているうちに慣れてしまっている。補足として、小説版ではカチューシャが三角巾に変更されている。