概要
スイス国鉄の高速鉄道。動力集中式の客車列車方式を採用しており、全客車が2階建てとなっている。編成最後尾は制御客車となっており、折り返しなどでも機回しをする必要がない。
客室は2階が主となっており、1階は客室もあるが荷物室や乗客の手荷物、トイレといった2階まで持っていくのが大変な物や設置が困難な用途の部屋が主となっている。
開業当初は保安装置の準備がまだだったため最大速度での運行をしていなかったが、その後保安装置(日本の保安装置ではD-ATCに相当)の設置が完了すると最大200km/hでの運行が行われるようになった。
THE 瑞国面
この列車の開発にあたり、ホームを延長せずに乗車定員を増やすべく車両限界を拡大し、2階建てにしたため路線によっては運行できなかったり、また貫通路が2階にあるため平屋建ての客車と連結すると貫通路の位置が違うため通ることができないなど何ともアレな仕様となっている。
内装面の余談
内装の壁はどこぞの莫迦者な連中などが硬いもので引っかいたりブチ壊したりといった行為に対する対策がなされており、トイレは故障や汚物タンク満杯時には自動でドアロックがかかり乗客が誤って使用しない様になっている。
また、2階客室の乗客用扉の真上の場所はドアエンジンがあり、そのまま座席を設置しようとしても設置できずデッドスペースとなってしまう。そのため、待合室のような椅子を配置してドアエンジンのある場所も乗客用スペースとして活用している。