漫画の神様手塚治虫が「週刊少年チャンピオン」に連載した作品。テレビアニメでのタイトルは「手塚治虫のドン・ドラキュラ」。
概要
漫画は1979年5月から12月まで連載された。現代社会に生きるドラキュラ伯爵の姿をコミカルに描いており、手塚本人も楽しく描いていたと語っている。なお、本作はブラック・ジャックの後に連載されていた。
しかし、広告代理店の倒産により手塚治虫原作にもかかわらず僅か4話で打ち切りという憂き目に遭ってしまった作品であった。
制作自体は放送1年前から開始され、脚本も21話分完成していたのだが…。
地方によっては6話、一部地域や海外輸出では製作完成分の8話まで放送されたとされる。
打ち切り理由は不人気によるものではなく、資金繰りの悪化によるものなのでビデオ化・DVD化・インターネット配信などは行われている。
主人公ドン・ドラキュラを演じていたのは内海賢二氏で、OP曲「パラダイス・ドラキュラ」も歌っていた。
登場人物
- ドン・ドラキュラ伯爵(CV:内海賢二) - 吸血鬼のお約束として日光に弱い。再生させる際にゴミや別の灰が混じった際に変形した姿で蘇ってしまう。
- チョコラ(CV:島津冴子) - 吸血鬼ゆえに普段は夜間学校の生徒として暮らす。
- イゴール - 執事、背虫男を思わせるスタイル
- ノブヒコくん - チョコラのボーイフレンド。SF研究会のメンバー
- ヘルシング教授 - 伯爵をおいかけてきた吸血鬼ハンター、こともあろうかチョコラの担任。イボ痔に悩まされている。
- ブロンダ - 伯爵に付きまとうオバサン。意外に活躍する準レギュラー
- カミーラ - ドラキュラ伯爵とは因縁のある女性である…
スターシステムにて
ブラック・ジャックにて吸血医師黒松と、その患者の孫として娘ともども出演している。
ブラックジャックが俺の影法師と吐き捨てるほどがめつさ・強欲さではブラックジャック同様だが、最終的にはやり込められ借りを返すために患者の面倒を見る。
関連タグ
吸血鬼すぐ死ぬ - 後年の少年チャンピオンによるドラキュラ・ギャグ漫画!