CV:うえだゆうじ(2nd INPACT)ローレンス・ベイン(3rd STRIKE以降)加藤将之(ストリートファイターV)
概要
普通の肌色カラーが一番キモい。
少し真面目に…
『ストリートファイターⅢ 2nd INPACT』のキャラクターで、ラスボスであるギルの弟。
ギルとともに世界の歴史を裏で牛耳りつつも、その性格から総統の座を掴み損ねて以来、兄に嫉妬と憎悪を募らせ、総統の座を奪おうと画策している。
『~2nd INPACT』のエンディングでは晴れて総統の座に就くも、ギルは秘密施設に保存しておいた予備の肉体に魂を移し替えて天帝として降臨。結果、立場はまったく変わらずに終わった。
『~3rd STRIKE』では天帝の座を奪い、歴代天帝の造った保存施設をすべて破壊し、遂に天帝の座に上り詰める。
『ストリートファイターV』では追加キャラクターとして登場。ゼネラルストーリーでは一戦だけ先行でプレイできる。今回はスーツ着て登場。そしてストーリーコスチュームとして従来の褌一丁のコスチュームに変更できる。
普段は金髪の白人だが、戦闘時には肉体の組織を変えるらしく全身が褐色に変貌する。
またその風貌と尊大な性格から勘違いされがちだが、脳筋ではなくむしろかなりインテリであり、人体再構成理論を提唱しトゥエルヴの基礎を作り上げている。
ゲームでの性能
長い手足のリーチと発生の早いタックル、スーパーコンボの「エイジスリフレクター」を応用した挟み撃ちが強力なテクニカルキャラ。特にリフレクターを応用した挟み撃ちはガード不能であり、使いこなせるようになればキャラ別に応じて強力な連続技を繰り出せるようになる。
一方、そのほとんどのコマンドが溜め系であり、上述のような強力なコンボを繰り出すには『分割溜め』という特殊な技巧を使う必要があるため、操作難易度も高い。また、当たり判定も大きく相手の攻撃を掻い潜れる無敵技もゲージ技以外に持たないため、手数の豊富なキャラには苦戦を強いられることになる。
余談
「‥‥余には引き継ぐべき使命も遺産もない!
今、この瞬間から余の物語が始まるのだ。
本年をもって定める!AU(アフターユリアン)元年と!!」
『~3rd STRIKE』でのエンディングでのセリフ。
一見すると非常にカッコイイのだが、実は致命的なミスが存在する。
『AU』は「BC」(紀元前)・「AD」(紀元後)にならってつけたもので、「BC」とは【Before Christ】(キリストの前)、「AD」は【Anno Domini】(キリストの年)という意味である。……のだが、これ自体は中世欧州で勝手に制定されたものであり、イエス・キリスト本人はまったくの無関与である。
なにより【Anno Urian】なら『ユリアンの年』で問題ないのだが、【After Urian】にすると『ユリアンより後』という意味になってユリアンが死亡しなければならないという矛盾が発生する。
インテリの設定が台無しである……。
以来、ファン名のあいだでは度々このネーミングセンスがネタにされることとなった。