概要
帝国の首都アバロンの地下を根城に盗賊家業をしている集団「シーフギルド」のメンバーで、相手が皇帝であっても臆さない。しかし、とあるイベントではそのうちの1人が深夜に盗みを働いている最中にモンスターに襲撃される場面を目の当たりにする事になる。彼女を助けるか、見捨てるか、無視するか。この時の選択が、その後の組織の運命を決める。ちなみに本拠地が地下にある為、ゲーム終盤のリアルクィーンとの再戦イベントにおいて最初に犠牲となる人達でもある(シーフギルドの構成員全員がそうだが)。
クラスとしては素早さが高いのが特徴だが、腕力・体力・LPは低め。仲間にできるメンバーはそれぞれ男性と女性がおり、男女共に閃きのタイプはバラバラ。男性は鳥類、女性は動物(小動物)が名前の由来となっている。女性のみ固有装備の「ヒールのサンダル」を装備しており、固有技の「踏みつけ」を使用可能だが、如何せん腕力が低い為にあまり実用性はない。
キャット
シティシーフ(女)の1番手。公式イラストは彼女のイラストのみが存在する。上記のイベントで盗みを働くシーフが彼女であり、彼女を助けた後にイベントを進めていくと運河要塞の潜入作戦を引き受けてもらえ、攻略難易度が大幅に下がる。このイベントに関わってくる事もあり、多くのキャラクターの中で人気は高い方(中には彼女単独でクリアした人もいるほど)。
余談だが、SFC版では彼女が最初に登場するイベントを利用して延々と10万クラウンを稼ぐ裏技が存在する。また、彼女がモンスターに襲われているのを見捨てる時の皇帝のセリフ「ははっ、ざまあみろ!」ならびにモンスターに襲われているキャットを背にして呟く「アバロンのダニが1匹減ったな」は一部で有名(なお、この選択でもキャットは自力で生還する)。後年にリリースされた『エンペラーズサガ』にも「あいつはアバロンのダニだ」なんて選択肢があったりする。
書籍『冒険ガイドブック』によると年齢は17歳で、年齢が判明しているキャラクターの中では最年少である。書籍『ロマンシング・サガ大全集』では、キャットが「ギルドの首領の娘」と表記されているが、「キャットの親が首領」という意味なのか、それともキャット自身が「首領を務める娘っ子」という意味なのかは不明である。
『エンペラーズサガ』では、お城に忍び込んだところでクジンシーの襲撃を受けた為、成り行きで仲間となり、以降のナビゲーターとなる。戦士カードとしても登場し、ランクはウルトラレア(UR)になっている他、第6弾友だち招待特典として「キャット【導き】」が登場。URのカードの説明には「シーフギルドのリーダー的存在である女盗賊。正統派の義賊を目指している」と書かれている。
『河津のエンサガクロペディア:皇帝全書』での河津氏によると、身長は150cmくらいとのこと。
シーフギルド
帝都アバロンの地下を本拠地とする盗賊組織。メンバー曰く「ただの泥棒ではない」との事だが、どういう組織なのかは結局不明である。大全集によると、帝国の傘下に入ってからは国の諜報機関として働いているとのこと。
所有陣形・フリーファイト−1
基本陣形である「フリーファイト」の改良型。皇帝だけが後列に下がり、仲間4人はフリーファイトのままで戦う。皇帝の物理攻撃全てに攻撃力アップの効果があり、更に敵から攻撃対象にされにくくなるが、素早さが低下してしまう。皇帝以外の前列に居るパーティは素早さが上昇し、行動後には防御を行うという特性がある。実質ハンターシフトの上位互換である。
ミンストレルソング
クラスのひとつ。【細剣スキル】【サーチスキル】【マニピュレーションスキル】のLvが1以上で認定してもらえる。効果は「発見術」。「宝箱サーチ」「財宝サーチ」の効果範囲が広くなる。
ジャミルの初期クラスとなっている。
エンペラーズサガ
帝国兵のクラス名のひとつ。
イーグル、ラクーン、ハルシオン、カピパラ、カイト、プラトパスの6名。