以下の記事には『BAYONETTA』および『BAYONETTA2』の根幹に関わるネタバレが多分に含まれています。未プレイの方は閲覧しないことを推奨します。
無印のバルドル
CV:J.Grant Albrecht(英語版) / 若本規夫(日本語版)
ヨーロッパの辺境都市ヴィグリッドの海上に浮かぶ人工島「イスラ・デル・ソル」を拠点とする巨大企業イザヴェルグループの最高幹部。
500年前の魔女狩りでアンブラの魔女と共に滅んだとされているルーメンの賢者の生き残りにして、ベヨネッタの父親である。
敵キャラとしての名称は「ファーザーバルドル」。専用戦闘BGMは「You May Call Me Father」。
この世に二つ存在する、歴史の観測者の証「世界の目」の片割れ「光の右目」の所有者であり、代々最強の魔女が持つ「闇の左目」を手中に収める野望を持っている。そのためにベヨネッタを利用した500年にも及ぶ非人道的な計画を展開。闇の左目を手にし、天界の主神ジュベレウスを顕現させ世界の再構築を目論むも寸でのところで失敗。
ジュベレウスの依り代として使われた女神像に取り込まれたまま地球に墜落し、安否不明となった。
戦闘時は孔雀のような羽を展開し、空を飛びつつ光の剣による斬撃を得意とする。
またビルを投擲したり人工衛星を墜落させたりと何でもありである。
ちなみに貴金属コレクターであり、彼が貴金属を「闇の左目」という名前で闇市場に売り出した情報をエンツォが掴んだことが物語の発端となっている。
2のバルドル
冒頭で地球に墜落した女神像から登場し、体から青い何かを放出しつつ意味深な言葉を遺し絶命する。
これでバルドルの出番は終了……と思いきや、500年前の若い姿で現代にタイムスリップしてくる。
CV:Crispin Freeman(英語版) / 子安武人(日本語版)
かつて魔女一族を陥れた外道の男と思われていたが、それは天使によるデマ。
本性は生真面目、それ故に妻ローサと娘ベヨネッタを心の底から愛していた男である。
魔女狩りの際は現場に駆けつけローサの援護に回るものの、フードの少年に不意打ちを受けローサがバルドルを庇って死亡。
その仇討ちのために現代までタイムスリップしてきた。
ロキを妻の仇と思い込んで執拗につけ狙うが、終盤でそれは誤解だと発覚。ベヨネッタと共闘して真の仇であるロプト(エーシル)を打ち倒す。
しかしその直後、過去へ逃走しようとしたエーシルの邪悪な霊体を自身の体に封印するために吸収したことで悪に染まってしまう結果となった。
今際の際に彼が残した娘との約束、そして父親としての言葉……それは是非プレイして確かめてほしい。
そしてこのシーンを見た後なら、上述の「意味深な言葉」の本当の意味がわかるはずである。
戦闘スタイルは双剣にもなる着脱式の両刃の薙刀による斬撃と四元徳の召喚による遠距離攻撃。
また、魔女と同じくライトスピード(賢者版ウィッチタイム)とビーストウィズインが使用できる。
バルドルの場合は「ウルフウィズイン」となり、白い狼に変身して高速移動ができる。
この時走った場所には花が咲き乱れる。なんかどこかでそんなオオカミがいたような……。