日本では安価な大型観光バスとして持て囃され、ツアーバスやインバウンド輸送向け貸切車としての導入が目立つ他、西鉄バス、九州産交バス、昭和バス、富士急行などでは高速路線バス用としての導入が行われている。
なぜユニバースは普及したのか
車両価格の安価さも理由の一つだが、国土交通省が正式な型式認定をしていることもあるだろう。
実は2005年にも大宇バスからBX212をウィラーエクスプレスやサンデンバスなどがディーラーとなって輸入していた。車両価格はいすゞ・日野・三菱ふそう・日産ディーゼルの3分の2でも性能はほぼ同等という触れ込みで売り込み、各社で導入していた。
しかし扱いはあくまでも試作車。大量に輸入することを国は想定しておらず、型式認定をしていなかった。にも関わらず大量輸入したことで国土交通省を刺激してしまい、2~3年ほどで輸入されなくなった。
しかし2008年より日本での発売が始まったユニバースは、大宇BX212と異なり国土交通省の型式認定を受けているので輸入に制限はなく、ヒュンダイのディーラーが全国にあることからサポート体制も充実など輸入車特有の弱点も解消している。