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概要編集

本社を山口県下関市に構え、同市を中心とした路線バス事業に加え、

●アメリカンファミリー生命保険(アフラック、アヒルのCMでお馴染み)の代理店業

●デベロッパー(土地活用会社の業態の一つ)

●さらには県内の全日空の代理店(山口宇部空港はもちろんのこと、アメリカ海兵隊岩国基地民間エリアも請け負う。全日空は地域によっては航空券の予約・販売や空港業務を「代理店」に指定した地元企業に委託している)

を行う会社。


おもな関連会社としては、長門市をエリアとするバス会社のブルーライン交通山陽小野田市宇部市美祢市をエリアとするバス会社の船木鉄道、観光バス運営会社のサンデン観光バス、旅行会社のサンデン観光が存在する。また、下関市、宇部市、長門市には「山電タクシー」が存在、さらにはなぜか造園会社砕石会社もグループ企業に名を連ねている。


1924年9月に設立されたが、バスの運行を始めたのは1930年9月。「おいちょっと待て設立されてからバス走らすまで何で6年もかかってるんだ」と突っ込まれそうだが、実は元々は下関市内に路面電車を走らせるために作られた山陽電気軌道という企業だった。1925年12月に電車の運行を始めている。さらに言えばバスの運行に関しては、3つのバス事業者から権利を譲ってもらったうえでスタートしたものであった。

なお山陽電鉄とは関係ないので念のため(あれは兵庫県の私鉄)。


1971年2月に鉄道事業から撤退、同年6月に、山陽電気軌道の略称「山電」にちなんで現在の名称に改めている。

また1988年には、サンデン観光バスの前身・山陽急行バスから同社唯一の一般路線となっていた山口駅宇部新川駅下関駅線を引き継いだ。なお、この路線はのちに宇部中央で分割され、2002年に山口市方を廃止している。


車輌編集

日産ディーゼルいすゞ三菱ふそうの3社がメインであり、日野自動車はこれらに比べてあまり導入していない。

チョロQこと日産ディーゼルの小型路線バス・RNや、西日本車体工業の車体を載せた日産ディーゼルやふそうの大型バス、(子会社のサンデン観光バスを通じてではあるが)韓国・ザイル大宇製の大型観光バス車輌を導入していたことがある。


バス営業所編集

下関市に新下関営業所、小月営業所、北浦営業所、彦島営業所を、長門市の青海島に長門分所を持ち、長門分所の車両のみ山口ナンバー、それ以外の営業所の車両は下関ナンバーをつける。彦島営業所は本州最西端のバス営業所でもある。

かつては山口市にも営業所を構えていたが、2003年に山口サンデンに分社化、その後サンデン観光バスに吸収合併され、そこの山口営業所として2021年5月時点において機能している。


一般路線編集

前述の通り、下関市を中心に展開しながらも、宇部市や長門市、美祢市へ足を伸ばす路線、小野田駅〜宇部新川駅〜宇部中央、長門市内線を持つ。

このうち下関市内に発着する路線に系統番号があり、

  • 下関市内循環以外

(1)下関駅を経由しないものは+200もしくは1桁で表記し、1桁系統は区間便が多い。それ以外は下関駅発着で、2桁で表記し、準急は+100、経由地違いは末尾にアルファベットを付加する

(2)10位は下関駅ののりば番号と一致し、下関駅を挟んで反対方向へ向かう場合、下関駅にて系統番号が変わる。また下関駅〜宇部中央線の小野田駅以東、下関駅〜俵山温泉〜青海島線の俵山温泉以北は無番になる(下関方は系統番号がある)

  • 下関市内循環

アルファベット1字と数字1桁(例:山の田循環なら【Y-1】、その逆回りは【Y-2】)

という特徴がある。

「拠点駅ののりば番号を路線番号もしくは、系統番号に反映させる」という体裁が採られているバス事業者には、他にも広島県備後地方を走る中国バスなどの例がある。


かつては下関駅より美祢駅を経て、秋吉台国定公園にある秋芳洞へ向かう路線もあったが、現在は美祢駅までとなり、秋芳洞へは美祢市コミュニティバス(船木鉄道が運行する)に乗り換えが必要。


高速バス編集

現在は昼行便のみ。

かつては東京駅大阪駅(阪急三番街)への夜行バスもあった。


外部リンク編集

公式サイト


関連タグ編集

防長交通:同じ山口県のバス会社で、こちらは近鉄グループ。また傘下に、サンデン交通同様かつて鉄道事業を兼営していた防石鉄道があったが、現在は防長交通に吸収されている。なお、サンデン交通とはエリアがほとんどかぶらない。

神姫バス:兵庫県のバス会社。地盤である播磨地方では前述の山陽電鉄を「山電」と呼ぶが、これに倣い神姫バスでは、山陽電鉄の駅を示すバス停を「山電○○駅」と呼ぶ。

林芳正自由民主党国会議員。林一族は下関を拠点とする名族であり、倍家とは同じ政党でありながら因縁のある存在だった。

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