説明
兵庫県姫路市の姫路駅北側に本社を構える、県内最大のバス会社。
一般路線バスは、姫路市・明石市など東西播磨地方から、東は神戸市や三田市へ広がり、中国道ハイウェイバスは大阪府や岡山県にもエリアを持つほか、その他高速バスは兵庫県を起点に四国方面、東京方面などへ路線を持つ。
また、姫路市の史跡・書寫山圓教寺までの書写山ロープウェイの運行を姫路市より受託している。
2009年度末に姫路市バスの全線、2015年度末に明石市バスのうち神戸山陽バスに引き継がれなかった路線、2021年度末に神戸交通振興が運行していた「シティループ」と山手線(いずれも元・神戸市バス)を、それぞれ引き継いだ。このほか、神戸市バスから移管された路線も多い。
バス事業の子会社として、
- 神崎方面、西脇方面、篠山方面、相生・赤穂・山崎方面の路線バスを運営するウイング神姫
- 西神方面への路線バスを運営する神姫ゾーンバス
- 貸切バス事業者の神姫観光バス
の3社がある。
阪急阪神東宝グループとの関係性が無いわけではないが、基本的に独立系のバス会社である。独立系のバス会社は、近畿地方の特に私鉄沿線においては、他に北港観光バスなどの小規模な事業者くらいなものである。
車両
大型・中型車は三菱ふそう・いすゞ・日野・日産ディーゼルの4メーカーを導入し、日産・シビリアン、トヨタSORA、トヨタ・コースター、ハイエースも保有している。
ちなみにいすゞ車は淡路交通からの移籍車が多く、日産ディーゼル車は姫路・明石両市バスから引き継いだ車両のみである。
西日本の事業者では初めて連節バスのメルセデス・ベンツシターロを2台導入し、新三田駅及び三田駅前発着の一部路線で使用するほか、神戸市内の一部路線で国産連接バス(いすゞエルガデュオがベース)を使用している。
営業所
()内は営業所表記と簡単な説明。
姫路ナンバー地域
- 姫路営業所(姫:姫路城の近くにある)
- 姫路東出張所(東:姫路市バス日出車庫を継承後、2022年度初めに阿保地区へ移転した。最寄り駅は東姫路駅)
- 北条出張所(北:業務はウイング神姫が担当)
- 山崎出張所(山:業務はウイング神姫が担当)
- 加古川営業所(加)
- 加古川南出張所(加:コミュニティバスおよび企業送迎のみ)
神戸・なにわ・岡山ナンバー地域
大阪出張所(なにわナンバー)・津山営業所(岡山ナンバー)以外は神戸ナンバー。
- 明石営業所(明:所在地は神戸市西区)
- 大久保出張所(久:明石市バス高丘車庫を継承)
- 西神営業所(西)
- 神戸営業所(神:ポートアイランド内にある)
- 三田営業所(田)
- 大阪出張所(大:高速路線のみ。神姫観光バス大阪営業所も同居)
- 三木営業所(三)
- 西脇営業所(脇:本体は高速路線のみ。一般路線は社出張所若しくはウイング神姫西脇営業所に移管)
- 社出張所(社:業務はウイング神姫が担当、三田・明石・姫路いずれにも乗り入れる)
- 津山営業所(津:高速路線のみ。一般路線は美作共同バスに移管)