概要
東京都大田区平和島5丁目に本社を置き、都区内や神奈川県等で貸切バス・定期観光バス事業を行っている会社。
創業時の経過から東京都やJTB等が出資しており、資本構成上は第三セクターになる。
東京都が出資しているためか、都営バスの一部営業所の受託も行っている。
黄色いボディカラーの定期観光バスは東京観光の定番の一つでもある。
同社のバスガイドは地方からバスガイドを夢見て高卒で入社する者も多い。高卒入社だと2年目に成人式を迎えることになるが、バス会社の性質上成人の日は稼働率が高くなるために成人式に出席できなくなる者も多い。そのため毎年会社独自の成人式を執り行っている。
このほか、中央区で「銀座キャピタルホテル」(最寄り駅は東京メトロ有楽町線新富町駅または、同日比谷線築地駅)を運営する。
都営バスの受託業務
2003年度から都営バスの路線バス運行業務を受託している。受託している営業所は以下の5箇所。
- 小滝橋営業所杉並支所(D 杉並ナンバー)
- 江戸川営業所臨海支所(R 足立ナンバー)
- 南千住営業所青戸支所(Z 足立・葛飾ナンバー)
- 品川営業所港南支所(Y 品川ナンバー)
- 渋谷営業所新宿支所(C 練馬ナンバー)
車両
いすゞが大株主として名を連ねているためかいすゞ車の導入が多い。
一般車
定期観光・貸切用問わずスーパーハイデッカー車を多く保有している他、ハイブリッド車、車いすリフト車も保有している。(ハイブリッド・リフト車はハイデッカー)
タイプは補助席付55人乗りが多いが、3列シート・化粧室付のハイグレード車ピアニシモIIIがある。
2008年にはセレガハイブリッドを導入し、2017年までに合計21両が投入された。初期に導入された4両は2021年12月に引退。その内2両は沖縄県の琉球バス交通に移籍した。
2階建て車
1980年代よりドイツのドレクメーラー社製の2階建てバスを導入し、1996年からは国産車のエアロキングを導入。
2016年にはエアロキングの後継車としてTDX24・アストロメガを導入。TDX24ははとバスが日本の法規に対応した2階建てバスの製造をメーカーに働きかけたことで実現したもので、高速バスを運行する各社でも導入が相次いでいる。
なおアストロメガは貸切運行も応相談という形で対応している。
2021年にはイギリスのライトバス社製2階建てオープントップバス、エクリプスジェミニ3を導入し、オープントップバスを使用するコースで運行している。