「神戸市バス」と「営」を付けない。昭和50年代までは他都市にならって「神戸市営バス」と表現していたが、市民の間で「神戸市バス」の方が広まり、現在ではこちらに統一されている。
概略
神戸市の広い範囲に路線を持ち、単独運行路線のほか山陽バス・神姫バス・阪急バスと共同運行を行っている路線がある。なお、垂水区の大部分は山陽バスが、北区南部の大部分は阪急バスが、北区北部と西区の大部分は神姫バスがそれぞれメインで運行されている。
ちなみに2014年度の市バス運転手の平均年収はおよそ800万円。
料金制度と乗降方法
全路線で中乗り前降り・運賃後払いである。運賃箱に運賃以上の金額を入れてもつり銭は出ないため、運賃箱備え付けの両替機で両替を行ってから運賃箱へ入れる。
料金体系は「普通区」と「近郊区」に分けられ、普通区では運賃は210円均一。近郊区は乗車区間により料金が異なる対距離制。
営業所
- 魚崎営業所
- 石屋川営業所
- 中央営業所
- 松原営業所
- 落合営業所
- 垂水営業所
- 西神営業所
車輌
概説
古くから三菱ふそう、いすゞ、日野のバスを購入している。車体はかつては多種多様で、西工車体は全てのメーカーで採用された他、ふそうといすゞは、三菱、呉羽または川崎の純正車体が多く、日野は帝国、金沢車体の純正車体の他、富士重工や川崎ボデーなど、様々なメーカーの車体を採用していた。
その後、1975年度から2000年度まではノンステップバスのような特殊車を除き、営業所ごとに導入する車両メーカーが整理され、魚崎・石屋川・落合が三菱ふそう純正、中央・須磨がいすゞ純正、松原が日野+西工、垂水・西神が日野の純正を導入し、日産ディーゼルは特殊車両を担当するという方式が長らく続いた。
現在は入札制度の変更により、全営業所を3つにグループ分けし、3回に分けて新車を導入するようにしている。
局番
丸囲みの漢字1文字と営業所ごとの連番で構成される。
- 魚:魚崎営業所
- 灘:灘営業所
- 石:石屋川営業所
- 中:中央営業所
- 有:有野営業所
- 松:松原営業所
- 須:須磨営業所
- 落:落合営業所
- 垂:垂水営業所
- 西:西神営業所