概要
市営地下鉄と市営バスを運営する。かつては市電やロープウェイ、観光バスなども運営していたが、いずれも撤退済み。
歴史
1910年から神戸電気によって運営されていた路面電車を整備促進を目的に1917年に買収し神戸市電気局として発足した。
1923年に日本初の鋼製車を導入し、鋼製車の有用性を日本全国に示した。1924年には日本初の「アラビア数字を使用した系統番号制度」を採用した。
1930年には速達性や直通性を目的とした急行バスを導入し、これが後の神戸市バスとなった。
1933年にイメージカラーに現在まで続く緑色が採用され、車体の近代化による1934年からのスピードアップも実現、1935年には女子車掌が登場し、同時に転換クロスシートや弾性車輪など最新技術を多数取り入れた伝説的な車両700形電車「ロマンスカー」が登場し世間を驚かせた。
これらの常に最先端を行く神戸市電は神戸の誇りとなり、「東洋一の神戸市電」と称えられた。
1953年には市電は最盛期を迎えたが、その後路線の縮小が始まった。当初は高架市電への転換も検討されていたが、最終的には地下鉄建設に転換され1971年に全線廃止となった。
1977年に神戸市営地下鉄が営業を開始。緑色の車体や独自の書体は市電からそのまま引き継がれた。その後も地下鉄の路線網は拡大を続けた。
2020年6月に北神急行電鉄を公営化して「北神線」として営業を開始した。
公認キャラクター
2021年10月5日に神戸市営地下鉄海岸線開業20周年を記念して、ステーションメモリーズ!のキャラクター・駒ヶ林シキネが公認キャラクターに就任した。また、これに伴い同月14日から翌年7月13日までゲーム内外でのイベントと、北神急行電鉄時代に登場したスペシャルでんこである北神弓子の復刻が行われた。