概要
鉄道、特に地下鉄や市電と呼ばれる事もある路面電車、モノレールやトロリーバスや通常の路線バス、新交通システムなどの交通機関を運営する公的機関。
自治体によっては「交通部」や「交通事業部」等の名称を使用する場合もある。
交通局の運行する交通機関は、基本的にはその機関の設置されている都市の中のみであることが多いが、都市の要求により稀に周辺の都市へものみで運行される。
日本の場合はだいたいの政令指定都市が交通局を有しているほか、中核市や特例市レベルの自治体でも交通局を有しているところがある。特にバスに関しては比較的小規模の自治体でも運営可能であるため町村レベルで所有している場合も存在する。
また近年においては自治体の赤字解消のためバス事業などを私企業に移管する事例も存在する。
政令指定都市でも存在しない場合があるが、これはすでに私鉄などが路線を延ばしており公的機関による運営が必要なかった場合などである(岡山市-岡山電気軌道や両備グループ、静岡市-静岡鉄道、新潟市-新潟交通)。
地下鉄敷設と同時に交通局を立ち上げた福岡市も類義例といえる(予てから西日本鉄道が鉄道・バスを運営)。
姫路市のように、鉄道路線(姫路の場合姫路市営モノレール)を廃止し、バス等すべての業務を手放したというところも存在する(他には倉敷市など)。
交通局(又はそれに準ずる事業部)を設置している自治体
都道府県の運営
市区町村の運営
廃止済みの部局・事業
大阪市交通局(大市交) 姫路市交通局 尼崎市交通局 明石市交通部 佐世保市交通局
札幌市営バス 仙台市電 川崎市電 横浜市電 名古屋市電 大阪市電 京都市電 神戸市電