かつては路面電車(京都市電、1978年全廃)、トロリーバス(無軌条電車)等も運行していた。
京都市営地下鉄
2路線計31.2kmを運営。京都の地下には平安時代や室町時代の宝物が埋蔵されている可能性が高く、埋蔵品調査も行わないといけない為に建設だけで余計に高額になってしまうからという俗説があるが、烏丸線(二条城周辺)はともかく、東西線に関してはガセである。(そもそもシールドで深い場所を掘削する東西線は埋蔵物調査の必要がない)
運賃は高く、全路線が初乗り運賃220円と日本一の高さで、初乗りでは北神急行電鉄(370円、2020年6月1日に神戸市交通局に路線を譲渡したため現存せず)、舞浜リゾートライン(300円)、横浜シーサイドライン(240円)に次いで全国の鉄道で4番目に高い。
今後250円に上げる計画があり、実現すれば日本で2番目に高い事業者となる。
烏丸線:近鉄京都線・奈良線と相互直通運転し奈良県奈良市近鉄奈良駅まで運行。
東西線:京阪京津線が滋賀県大津市びわ湖浜大津駅から途中の御陵駅より地下鉄に乗り入れ(片乗り入れ)、太秦天神川駅まで直通している。
詳細は京都市営地下鉄の記事を参照。
京都市営バス
主に市の中心部に路線網を広げている。
京都市は古都ゆえ地下鉄が掘りにくく極度に発達したバス社会であり、次のバスがどこを走っているのかが分かるバスロケーションシステムも早くから当たり前のように用いられている。
路線バスは後乗り前降りで運賃は後払い制、都心部は均一運賃である。
定期観光バスは京阪バスと共同運行であったが、2012年3月20日をもって交通局による定期観光バスの運行は終了した(今後は京阪バスのみによる運行)。
キャラクター関係
自局キャラクター
イラスト左が都くん、中が太秦萌。
- 都くん・京ちゃん
都くんは市営地下鉄の、京ちゃんは市バスのマスコットキャラクター。1997年、東西線開業に合わせ誕生したもの。都くんは東西線50系をモチーフにされ制帽をかぶっている。京ちゃんは京都市の花・椿をつけている。
2011年に登場した若手職員増客チームによる地下鉄5万人増客応援キャラクター。松賀咲・小野ミサは太秦萌の幼馴染。2013年開始の"地下鉄に乗るっ"キャンペーンで大幅にキャラクターデザインが変更されている。同キャンペーンでポスターが作成され、市営交通専用乗車カードにも同デザインで採用されたり、京都市動物園とコラボしたり、アニメCMになったりもしている。CMは京都市交通局のYouTube(外部リンク)でも見ることができる。地下鉄のみならず、市バスでも地下鉄に乗るっのキャラクターが採用されている(市バスICカード対応など)。
2014年、京都学園大学と京都市交通局が提携し、京都学園大学に「太秦その」というキャラクターが誕生した。「太秦萌」と「太秦その」は従姉妹。2015年4月から、東西線の西大路御池から太秦天神川へ向かう車内放送では太秦そのと太秦萌がアナウンスをしている。アナウンスは京都学園大学のYouTube(外部リンク)でも聴くことができる。
さらに同年(2014年)、京都市動物園に続き、京都国際マンガミュージアムとコラボレーションPRを開始し「烏丸ミユ」というキャラクターが誕生した。「小野ミサ」の兄の同級生。
2015年には講談社ラノベ文庫より地下鉄に乗るっ3人娘を主人公にしたライトノベル「京・ガールズデイズ」が発売されている。こちらでは「白河澄」というキャラクターが登場している。
また、同年(2015年)10月より運行開始の「コトキン・ライナー」(金曜日の終電を30分延長)のPRキャラクターとして太秦萌の姉の「太秦麗」が登場している。京都市内で学芸員をしているOL。
また、太秦萌は京阪電車大津線「石山ともか」(鉄道むすめ)や嵐電(京福電鉄)「福王子ひかる」(駅娘)と「鉄道GIRL」としても活動している。
その他
京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)のPRで京まふに出展する作品をラッピングした「アニメ列車」が東西線・烏丸線で運行される。
京都市や京阪・伏見稲荷大社が協力したいなり、こんこん、恋いろは。では同作品デザインの市営交通専用乗車カードが発売された。