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ジャマー団

じゃまーだん

ジャマー団とはゲームアプリ『デュエル・マスターズ プレイス』に登場する敵組織のことである。
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※メインストーリーEPISODE8までのネタバレを含みます。ご注意ください。

概要編集

ゲームアプリ『デュエル・マスターズ プレイス』のメインストーリーEPISODE2から登場する敵組織でEPISODE24時点の敵対勢力で唯一のゲームオリジナル組織。EPISODE2~8にてプレイヤーたちと対峙することとなる。

安直な名前でありながらも組織の規模は非常に大きく、長い年月を経て計画を進めるだけの組織力・統率力を持ち爆破工作や暴力によるカード強奪など(デュエマのゲームアプリなのに)デュエマだけでなく過激な手段も厭わない部分もある。


団員の服などに描かれているマークは「ジャマー」の文字を変形させたものと考えられる。


構成員編集

ロイ・マッカラン編集

ジャマー団のリーダー。快活で豪快な人物で人間キャラでは一番の体躯を持つ。

本人の気質や立ち振る舞いから善人であることは一目で分かり、後述の幹部たちから度が過ぎるレベルの敬意を持たれたりと人望に厚い。また一個人として五守護の一人であるチュリンと交流があり自然や動物を愛する一面を持ち争いを好まない性格である。

総統らが望むジャマー団の真の目的には興味はなく、賛同できないながらも大人しく従っていた。その計画を進めるために必要なデュエ粒子なる特殊な物質を集める際にも平和的な方法を取り被害を抑えた他、本来なら計画の要となるはずの存在が対立するように仕向けたりと計画の執行役を遂行しながらも抵抗していた。

計画に従っていた理由はJJの「元の世界に帰りたい」という願いであったが、これは誤解で実際の理由は彼女が元の姿に戻ることでもっと愛してもらえると思ったからであり「私がいたいのはパパのそば」という言葉を聞いたことで誤解は解け、従う理由もなくなったジャマー団の計画に「全力で裏切る」と宣言した。

JJ編集

デュエマシティがある世界とは異なるクリーチャーの世界、「超獣世界」からやってきた元クリーチャー。元の姿は《解体人形ジェニー》と思われ、ある出来事によって人間的な姿となっている。(主に球関節等の人形要素がなくなり生身になっている)

ルピコ、アークとは旧知の仲で共にジャマー団の目的絡みの出来事でデュエマシティにやってきて現在の姿となった。彼女はその時ロイと義親子の関係となり「パパ」と呼んで慕っている。

キョウカ編集

ジャマー団の幹部の一人。シティバトル等で出てくる「忍者 コタロウ」とは同郷で、出身地で学んだ解錠技術などを活用している。

ロイ・マッカランに対して度が過ぎるレベルに敬意を持っておりスペイ共々「ロイ様」第一で動く部分がある。一方で敵対関係でなくなった後にプレイヤーに対して「お姉ちゃん」と自称して接する様子が見られる。

スペイ編集

ジャマー団の幹部の一人。関西弁口調で他の団員よりも足が速い描写がされている。また嘘と事実を織り交ぜた会話で注意を引き、時間稼ぎするといった頭がキレる一面がある。

こちらもロイ・マッカランに対して度が過ぎるレベルの敬意をもっており「旦那」と呼んでいる。

総統編集

ロイよりも立場が上で、その名の通りジャマー団を総括する総統。

EPISODE8までの一連の騒動(以後、ジャマー団事件と呼称)の終盤にてフードを被った老人として登場した。彼の野望こそがジャマー団の真の目的であったがその計画はあと一歩のところで阻止され、総統自身もその時に命を落としたかに思われた。

しかし偶然にも真の目的にも絡んだ超獣世界への転移に成功し一命を取り留め、そこで若い姿とクリーチャーの力を獲得。「マーティン・ジャドー」として再びデュエマシティに現れることとなる。

口調も変化しており老人時代は総統という肩書と外見と一致した厳つさのある喋り方だったが、ジャドーとして再登場した時は慇懃無礼な喋り方となっている。

団員編集

目だけ見えるタイプの覆面と紫のベレー帽が特徴の名無しの団員。男女それぞれの姿がありゲームの対戦相手として1号(男)と2号(女)が出てくるが実際はもっとたくさんいる。

デザイン的にもショッカー戦闘員のようなポジションだが統一されているのは服装だけで、用意された口上やキャラ付けを守る者、二人称に「君」を使ったりと人の良さが見え隠れする者、エロ方面に思考が飛んで暴走したりする者などノリがいい面白集団にも見える一方で、カード狩りのような暴力的行動に躊躇がない者もいるなど組織内でも一枚岩ではない様子である。



余談編集

デュエプレ人気投票2023ではジャマー団の構成員の内、キョウカは当時スキン化していないの関わらず7位にランクインしたり、JJが10位でTOP10入り、ロイがデュエプレオリジナルキャラ男性陣の中でトップの18位、スペイも25位にランクインしてTOP30入りとかなりの大健闘を見せている。

なおジャドーは公式発表の30位未満の圏外である。


その目的編集

ジャマー団の目的、それはルピコたちがかつて住んでいた超獣世界へとつながる「ゲート」を開通させクリーチャーの軍団を組織し、その力で世界征服することであった。

ゲートを開通させるためにはデュエ粒子という特殊な物質が必要となりそれを回収するために作中舞台となるデュエマシティが作られる。それと共にクリーチャーを従えるための才能を持った者たちを集めることとなり、その中でも各文明に対して極めて適性が高い者をその文明を従える指揮官に据えることが計画された。それこそが五守護であった。


下っ端の団員たちのほとんどには真の目的は知られておらず、「理想と愛と夢を追い、天下にその名を轟かすアンダーグラウンド組織」という名乗り口上が伝わっていた。また幹部の二人も全容は知らないような描写であった。(というよりロイに尽くすことが目的で端から世界征服に興味がない感じである)




計画の顚末編集

※ここからはストーリーのネタバレがあります。ご注意ください。
































ゲート開通のためのデュエ粒子を集めることに成功し、ジャマー団と協力者の牛次郎、ザキラ(そしてW-ホワイト-)はゲートが存在するデュエマシティの地下遺跡へ向かいたどり着く。

同時に計画の阻止しにプレイヤーと五守護とルピコ、そして切札勝舞が現れる。クリーチャーを従えるための要となる五守護は懐柔できず敵対しており計画は破綻したかに思われていた。しかし総統はそれを解決するための策を用意していた。

それは牛次郎を執行役の後釜に据え、彼の作った精神操作電波「アヤツレール」を用いることで五守護を手駒にするというものだった。

二度目の洗脳を受けた五守護はあっという間に陥落しジャマー団に従うことになる。さらにアヤツレールの影響によって勝舞は持ちこたえるもののボロボロな状態になり、ルピコに至っては洗脳状態となりジャマー団の手に堕ちることとなる。プレイヤーもアヤツレールの影響を受けダメージが蓄積されている描写があり絶体絶命となる。


そこにさらなる追い打ちをかけるため、ザキラは力量を測ることを兼ねて洗脳した五守護の手でプレイヤーを葬ることを提案する。

しかしここでプレイヤーは五守護全員を返り討ちにし洗脳解除に成功する。そこでザキラは勝舞とデュエルしていたホワイトを呼び戻しプレイヤーと戦わせ、同時に起動していなかったゲート開放装置を牛次郎が起動する。正気に戻った五守護は開通を阻止するために残された体力を振り絞り行動に移す。

ホワイトの撃破に成功し錯乱する彼を復帰した勝舞に任せ、開通阻止に動くプレイヤーと五守護。グレンたちは実力行使で装置の破壊を狙うも体力尽きた彼らでは牛次郎の妨害を突破できない。ルカはザキラの相手をすることでプレイヤーを自由な状態にすることを狙うが、洗脳されたルピコがザキラの命令に従いプレイヤーを殺しにかかる。それに対してルカは自分たちが受けたアヤツレールの特性を逆手に取りプレイヤーとルピコでデュエルするように誘導する。

デュエルに勝ちルピコを正気に戻ること成功したプレイヤー。同時にザキラにトドメを刺されそうになったルカを駆けつけた黄昏ミミが割って入って救助、バケツマンと不亜幽も駆けつけるもののゲート開通は目前。計画は成就するかと思われた。


しかし勝舞の尽力によってホワイトが白凰に戻り、彼の機転によって装置を破壊することに成功する。

装置が破壊されたことでゲートは完全な開通とはならずに済んだがデュエ粒子が放出され大爆発の危機となる。

いち早く危機を察知した牛次郎とアークは脱出しルピコや五守護たちも駆けつけた者たちの手を借り脱出。ザキラは激昂し、計画失敗に打ちのめされていた総統に八つ当たりをして致命傷を負わせる。

そしてザキラは計画失敗の元凶となったプレイヤーにデュエルを仕掛け、遺跡崩落の危機の中プレイヤーはこれに応じる。デュエルの果てに道連れを謀ったがロイの指示で救助に来たキョウカとスペイによってこれも失敗に終わる。こうしてジャマー団事件は幕を閉じることになる。


その後編集

ジャマー団はロイと彼を慕う者たちを中心し再編され、カード狩りなどの被害の補償と総統派閥の残党の排除を行うことが語られている。ロイ自身は残党排除とジャマー団とつながっていた組織の撲滅をするため世界中を飛び回ることとなり、JJとキョウカ、スペイはデュエマシティに残った。

総統はこの事件の時に命を落としたと思われていたが、遺跡崩落時にゲートが開通したらしく超獣世界に転移し若い肉体とクリーチャーの力を獲得し以降「マーティン・ジャドー」として活動する。同じく遺跡崩落に巻き込まれたザキラも超獣世界に転移し、偶然にも再開したA(アッシュ)と共にクリーチャーを掌握しアッシュ同様転移した可能性のあるガルドのメンバーを探すこととなる。


一方逃亡した牛次郎は指名手配扱いとなり勝舞たちは彼の捜索も兼ねてデュエプレの世界を旅することを決める。

そして五守護はこの事件を機にジャマー団から求められていた物とは異なる本当の意味でのデュエマシティの守護者として活動することとなる。


関連キャラ編集

ここではジャマー団に直接所属してないが彼らの計画に深く関わった人物を紹介する。

牛次郎編集

計画の執行役であったロイに対して不信感を抱いた総統によって後任として選ばれた別の世界(原作デュエル・マスターズの世界)からの来訪者。アヤツレールやセンノウスール、ゲート開放装置の改修などで計画に貢献しており総統からも相応の礼と地位を約束されているなど良好な関係のように見られる。

が、実際は互いに頃合いを見てアヤツレールを使って手駒にしようと画策していた。

ザキラ編集

牛次郎と同じく別の世界からの来訪者。こちらは利害の一致で行動していることがはっきりしておりゲート開通後は総統の計画とは別行動をとる予定で最強のカードを手に入れるために超獣世界に向かうことを望んでいた。

そのための案内役としてルピコを指名していたが、案内ができれば誰でも良かったらしい。


五守護編集

各文明に一人ずつ文明を愛する者の中から選ばれた最強のデュエリストで「○○の守護者」という肩書を持つ。プレイヤーと共にジャマー団の計画を阻止するために動いていたが実際はジャマー団の計画の要となる存在であった。

その真の役割は「クリーチャー軍団を従えるための指揮官」であり、「守護者」という肩書はデュエマシティの守護者ではなく本来は「ジャマー団にとっての守護者」という意味であった。

後に彼らの持つクリーチャーを従える能力はカード化したクリーチャーを実体化させる「真のデュエリストの力」であることが判明する。


驚異の技術力による装置の数々編集

ジャマー団は計画を遂行するため、様々な装置や道具を使っていた。その中にはとんでもないシロモノがあったのでここで紹介させてもらう。

アヤツレール編集

五守護達を洗脳するために使われた精神操作電波。牛次郎が開発、運用した。

装置の形状は不明であるが微弱な電波を出して少しずつ効力を与えることができる様子から携行しやすいサイズだと考えられる。

効果範囲内なら誰でも洗脳できるが対象の精神力によっては抵抗することが可能で、洗脳されながらも意識があったり真っ当から跳ね除けようとする者もいた。しかし抵抗できるだけで効果はあり頭痛や体力の消耗といった影響が出る。また一度かかると二回目以降かかりやすくなる特性がある。

洗脳されると理性が薄れ自制心がなくなるらしく、装置を使った者たちの命令に従順となる。また、本心から嫌なことに関しては逆らうことができる一方で自分の望みに近い行動に対しては抗えなくなるという特性がある。


作中では五守護に対して二回使う機会があり一度目はEPISODE2での試練の塔踏破の妨害として、二度目はジャマー団の計画の最後のピース、五守護を手駒にするために使われた。

二回目以降は洗脳がかかりやすくなる代わりに耐性が付くと牛次郎が考察する場面があり、裏付けのように一度目と二度目では洗脳された五守護の様子が異なっている。

一度目は無意識的に命令に従うタイプのルカを除きカタコト気味な喋り方になりジャマー団の敵を排除するように命令された状態だった。

二度目の洗脳ではプレイヤーを抹殺するためにデュエルするように指示され従順に従うものの、耐性の影響か母性が暴走したり、卑屈な態度を取るようになったり、計算ずくな考えを捨てた運頼みになったり、デュエルを優先して洗脳への抵抗をやめたり、態度だけは逆らうが本心から嫌ではない限り命令に従うようになったりと内に秘めた欲望や潜在意識が表に出たり自我が残ったまま操られたりしていた。


センノウスール編集

アヤツレールのより前に作られたらしい洗脳光線。こちらも牛次郎は開発、運用しており、形状は不明だが時間をかけて浴びせることができるという発言からこちらも携行しやすい大きさと考えられる。

対象となる人物に合わせて調整する必要がある代わりアヤツレールの百万倍強力と語っており、作中では白凰を洗脳しホワイトにするために使用された。一度デュエルで勝利することで解除できたアヤツレールとは違い、数戦デュエルで勝利しないと解除されないところから謳い文句ほどではないが専用調整するだけの効力はある様子。


ジャマー団コスチューム編集

ジャマー団団員が着用しているコスチューム。

団員は男女で格好は違ったが個人の体型差は存在しなかった。立ち絵の都合、同じ体型になるというのは名無しのキャラにはよくあることで彼らもそういうものと考えられていた。

しかしEPISODE11にて、とある都合でジャマー団コスチュームを着用していた人物たちが姿を晒すことになった時あまりにもコスチューム着用時と体型が違い、そのことを作中でも突っ込まれるという出来事が発生。その時に「着用者の元の体型に関わらず、着用すると同じ体型になる」という衝撃の事実が判明した。

このコスチュームに関しては製作者が不明なので組織で開発された可能性がある。物理法則を無視した超技術の逸品はある意味では上記の洗脳装置以上の代物である。

なお、コスチュームの着用法と口調の決まりが書かれたマニュアルもセットで存在することが判明している。


pixiv・二次創作では編集

メインストーリーの序盤に登場した敵組織でありながら、初登場のEPISODEでいきなりメインキャラクターの五守護を洗脳する展開や妙にセクシーな体型の女性団員や女幹部の存在、ジャマー団事件終盤の二度目の洗脳とその時の五守護の言動、団員コスチュームの驚きの機能や世界征服を目論む組織であるといった要素があるためか悪堕ち・戦闘員化系のシチュエーションの作品が多く作られており特にR-18系が多い。というより現時点では大半がR-18である。



関連動画編集

公式によるメインストーリーEPISODE15までの振り返り動画。ジャマー団事件に関する内容にも触れている。

関連タグ編集

デュエル・マスターズ_プレイス

ロイ・マッカラン


外部リンク編集

ジャマー団 - デュエル・マスターズ Wiki

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