概要
鶴見から横浜市・川崎市内の京浜工業地帯へ向かうJR東日本の路線である。JR東日本の東京地区における電車特定区間(E電)の路線に指定されている。
沿線はほぼ工業地帯であり、路線自体もそのために作られ、そしてそれを用いて戦争を遂行するため戦時中に買収された。JRの支線格の路線としては支線が多かったり、駅間が短かったり(最短0.5km、路線長も7.0km)、独立度が高かったり(鶴見駅に中間改札がある、浜川崎駅がストアードフェアでの乗換になっているなど)することにその名残が見られる。その工業地帯への通勤に特化したダイヤを組んでおり、海芝浦支線沿線の東芝が土日祝日に操業したり昼で操業が終わったりすると臨時ダイヤで電車が増発されたりするが、日中や土日は本数が少ない(一部の区間が2時間間隔、大川支線に至っては朝夕のみの運転)ため都会のローカル線と呼ばれている。
沿線の工場で生産された製品や扇町埠頭で荷揚げされた燃料などの貨物の輸送を担う路線でもあるため、一部区間はJR貨物が第二種鉄道事業者として使用している。
路線一覧
本線
浅野駅で海芝浦支線を分岐、安善駅で大川支線を分岐、浜川崎駅にて南武線支線と接続している。
海芝浦支線
大川支線
※かつては武蔵白石駅が分岐駅だったが、車両置き換え等で安善駅が分岐駅扱いとなり、大川支線の列車は武蔵白石駅は素通りしている。なお、営業キロは武蔵白石駅~大川駅間1.0km。
かつて存在した支線
旅客列車
全列車が3両編成の普通列車で、現在は205系を使用。1996年までクモハ12形が大川支線で使用されていた。