概要
年齢:18歳、身長:165cm、種族:人間
CV:小清水亜美
キャラクターデザイン:藤島康介
人物
「私は目をそらしたくありません。自分が選んだ道の先にある現実から」
対魔士の組織「聖寮」に所属する女性で、優秀な一等対魔士で、一等対魔士の中でもエリートとされる「テンナンバー」の一人であり、複数の聖隷と契約できる。また、対魔士が「理と秩序」の下に任務を果たしているか監視する巡察官の役目も兼ねており、業魔の脅威から世界を解放するために日夜奔走している。
業魔に故郷の村を襲われ母親に庇われてただひとり生き残った過去を持つ。そのため業魔を何よりも憎んでおり、業魔とみなされるうえ、聖寮に敵対したベルベットとは幾度も刃を交える。
後にある事情でベルベットたちに同行せざるを得なくなり、同行した当初はライフィセット以外の仲間たちとは折り合いが合わなかったが、旅をしていくうちにベルベットたちの事情を少しずつ理解していく。
単なる勧善懲悪ではない面のある「テイルズ オブ」シリーズの伝統を体現するキャラクターの一人。
性格
真面目かつ素直な性格で他人を思いやる心も併せ持つが、常に正しい事を正しく行おうとする、融通の利かない堅物な一面もあり、聖寮に牙を剝く者には容赦しない。
素直な性格ゆえに感情が表に出やすいが、自らも未熟さを自覚した上で、聖寮の非情な理に徹しようとしている。
ベルベットたちに同行するようになった当初は、本来の目的もありライフィセット以外の仲間たちとなかなか打ち解ける事ができず、特に業魔を憎んでいるためベルベットやロクロウに対する態度は冷たい。ただし生真面目かつ不器用な性格のため、仲間たちから弄られやすい。
勤勉家で聖寮に保管されている蔵書をよく読んでいた為、歴史的な価値のある技術などに詳しい。また手先は器用で家庭的な一面がある。
ベルベットとはライフィセットの事もあり当初は険悪な仲であったが、年が近く家庭的な一面など意外と気が合う。
戦闘スタイル
武器は槍。
容姿
髪型は赤毛に目の辺りの高さで結んだツインテールで碧眼。白を基調に、紺に青い袖の上着と、フリルのたっぷりしたスカートと太腿まであるロングブーツを着用している。服の中央部には王国及び聖寮の紋章が入っている。
物語での行動
以下にネタバレあり
ベルベットたちを追って地脈世界に迷い込んだ際に、力を使いすぎて業魔化しかけていたライフィセットを救うため、彼の器になることを申し出る。しかしライフィセットの力が巨大すぎて制御しきれないばかりか、逆にライフィセットの方がエレノアを操れるほどであった。
ベルベットとの決闘で敗れた彼女は、ライフィセットの器としてベルベットに付き従うという決闘前の条件に従うふりをしつつ、アルトリウスからの密命であるライフィセットの回収の任を果たすために、ベルベットたちに同行する事になる。しかしそのせいでスパイの事情を知らない聖寮からは裏切り者として扱われ、任務のためとはいえ苦悩するようになる。
旅の中でベルベットたち側での世界の現状を見聞きし、ベルベットたちの生き様や事情を少しずつ理解しつつも、本心では聖寮が正しいと信じて疑わず、いずれはライフィセットをアルトリウスに引き渡すつもりでいた。
しかし、旅の中で寄った神殿で、モアナという幼い少女が聖寮によって母親から引き離され、喰魔にさせられて監禁された事を知る。それは周囲の業魔化を防ぐための処置であり、聖寮が掲げる”全”のための”個”の犠牲であったが、幼い少女が犠牲を強いられた事、何よりも母と死別したエレノアにとって母と子を引き剥がすという行為は、例え理にかなっていても許すことのできないものであった。この出来事がきっかけで、”個”を犠牲にする聖寮のやり方への不審感が決定的になる。
後に業魔病の真実やアルトリウスのやろうとしている事を知り、自分は無知でただアルトリウスに言われるままの存在であったと認識を改めた。そして自らの意思で正しい道を見極めるために、聖寮から完全に離反し、改めてベルベットたちの仲間として同行するようになった。
当初はベルベットとは険悪な仲ではあったが、終盤では打ち解け軽口を言い合える間柄になった。
ロクロウとも当初はあまりいい印象がなかったが徐々に打ち解けていった
余談
中の人はレジェンディアではフェニモール・ゼルヘスとテューラ・ウェルツェス、ゼスティリアではアン・フィルを演じていた。