田園都市線(DT-09)
こちらの高津駅は、川崎市高津区溝口にある。駅名の由来は1927年7月15日に東急の前身の一つ・玉川電気軌道(→のちの玉川線。1969年5月11日廃止)の停留所として開業した当時、神奈川県橘樹(たちばな)郡高津町の中心にあったことから。
停車は各駅停車のみ。2面4線の高架駅だがホームは相対式で、田園都市線～東京メトロ半蔵門線渋谷・押上・東武動物公園方面の1番線と、長津田・中央林間方面の4番線しかなく、欠番の2番線と3番線は通過線になる。つまり、西隣の溝の口駅を起点とする大井町線は、東隣の二子新地駅ともどもホームがないため各駅停車すら過半数は経由しない扱いになっているが、データイムを中心に「田園都市線経由」の各駅停車があり、高津・二子新地を経由するものが青地白文字、その他が白地緑文字で区別されている。
過去には高架下に「電車とバスの博物館」が設けられていたが、そちらは複々線化工事との兼ね合いから、3つ中央林間寄りの宮崎台駅に移転・拡張され現在にいたっている。
山陰本線(E-27)
※駅番号は予定
「嵯峨野線」の愛称で呼ばれるJR山陰本線の京都口は、京都駅～園部駅と綾部駅～福知山駅の2区間が複線になり(間は単線)、高津駅は舞鶴線が合流する綾部駅の、さらに西隣に位置する。
こちらの高津駅は「絶景駅」のひとつに数えられ、駅からの田園風景の美しさで定評がある。
駅名の通り、綾部市高津町に所在し、北側は某艦娘の名前にもなっている由良川が流れるが、田畑の向こう側になるせいか、ホームからは死角になっており見づらい。
東急の高津駅と同じくホームは相対式だがこちらは2面2線の無人駅で、嵯峨野線と舞鶴線のこちらも普通列車のみが停車する。
住宅地が、駅の南側、幹線道路を挟んだ向かい側に偏っているためか、1日の利用客は近頃100人を超えたばかりで、嵯峨野線が複線化はおろか電化もされていなかった国鉄時代には、舞鶴線の列車はすべて停車していたものの、京都方面の列車は普通列車ですら大半が通過していた。
ちなみに、ここと福知山駅との間にある石原(いさ)駅は難読駅名のひとつとしても名高い。
