月川ちり
つきかわちり
CV:大森日雅
概要
「真中先輩みたいなラブリーなアイドルになれるよう、頑張ります!」
初登場は第90話(3rdシーズン第1話)。隣町のパクチー小学校に通う小学5年生。極度の内気かつ引っ込み思案で、口癖は「はわわ~」。誕生日は11月15日(きものの日)。
プリパラタウンに入るのをためらっていた時真中らぁらと出会い、彼女の後押しでプリパラタウンに入場。その後多くのプリパラアイドル達のライブを見て自信を付ける事となった。
らぁらにとっては初めて直接指導した後輩アイドルである。
ここまでは、可愛らしいラブリーな新人アイドル。そう、ここまでは…。
113話以降
「頭が高ーーーい! 一同、そこにかしこまりなさい!」
113話。
らぁら達に連れられプリパラに入ったちりは、高飛車な女王様キャラへと変貌。らぁら達一同は彼女の「かしこまりなさい!」に強制的に平伏してしまうのだった。
外見は明らかにちりの面影を残しているが、口調は丁寧語からお嬢様言葉へと変化し一人称も「わたし」から「わたくし」に変わっていたりと中身の違いの方が凄まじい。
予告での台詞や公式サイトの文章から予想はされていたが、プリパラチェンジ後の性格はキャラ付けや素の人格という訳ではなく強制的に変わってしまうものらしい(前例としてはコレに近い)。
ちりは由緒ある月川流華道の家元で、7代目の継承予定者。ちり自身も確かな腕を持ち、父親や祖母の師事を受ける形で華道の修行に励んでいる。
自宅は純和風のお屋敷で多数の使用人がおり、通っているパクチー小学校もピロガネにある幼稚園から大学まで繋がったお金持ちの学校(いわゆるお嬢様学校)なのであった。
プリパラ内でも元の姿や性格だったちりがここまで変わったのは、プリパラのシステムが神アイドルグランプリモードにアップデートされた(=ジュエル制度が新設された)影響でセレブタイプとなったから。Twinkle Ribbonだったブランドも、この影響でDear Crownへと変わったのだった。
偶然その場に居合わせたのんに対しトライアングルを「子供騙しのインチキライブ」と本人の面前で言い放つも、彼女のライブを見た事で少し意識を改める。
のんとはプリパラ内でしか接触していなかったため互いに反りの合わない状態が続いていたが、第116話で共にプリパラに出た事により初めて現実の性格で接触。ちりにマッハで土下座&謝罪されたのんはあまりのギャップに唖然としたが、後の説明により事情を把握された。プリパラ内でものんに対し若干丸くなってきており、こちらのちりも徐々にのんと打ち解けチームを組むことに賛成している。
潔癖症であり、不潔な行為に取り乱すと「ちりしゃんちりしゃんちりしゃんちりしゃんしゃん…」の声と共に水芸を披露し衣装に取り付けた洗浄装置で身体を洗浄する。潔癖症は本人の素のようで、プリパラの外でも行っていた。ちなみにこの水はストックしているらしく、本人は「ちりしゃん水」と呼んでいる。
プリパラ内でのサバイバルではあまりに参ってぶっ壊れ、変顔を連発してしまったほど。相当過酷だったらしい。
このため「ペロピタ」等といった行動を行うペッパーを受け入れられずにいたが、紆余曲折の末現実世界で打ち解けた。
チームは現実世界で結成したためプリパラ内のちりはチーム結成を快く思っていなかったが、ジャニスと自身の祖母に諭されたことからチーム結成を受け入れた。しかしプリパラ内でのペッパーへの嫌悪感は変わらずずっとのんの手を焼かせていたが、無人島サバイバルにてプリパラのちりも好きだというペッパーの言葉を聞きプリパラ内で彼女を守る。ようやくこちらでもペッパーを友達と認めたようだ。
ちりは神アイドルには憧れるもののプリパラ内での女王様キャラは涙目になるほど嫌がっており、「心の奥に眠っていたダイヤの原石がセレブのパワーでピッカピカに輝き出した」とプリパラ内で語っていたものの現実のちりは何故ああなるのか理解できておらず「もうプリパラには行けない」と拒絶がちになってしまっていた。
のんは「厳格に育てられている反動では」と考えているが、真相は未だ不明。しかし123話にて「プリパラ内の自分とチームを組む人がいる訳ない」とプリパラ内で発言したことから、ジュエルの影響で人格のコントロールが効かなくなってはいるらしい。明らかにされることに期待したい。
所持している黒いロゼットパクトと連絡を取っており(らぁらは緑、他のアイドルはピンクのパクト)、114話では胸に装置する形でモニターにライブを見せていた。パクトの通信相手にはチーム結成までライブを禁止されており、プリパラ内の自分を嫌がるちりにプリパラに行くよう何度も勧めている。
この通信相手は長らく不明であったが、116話の字幕クレジットと118話の予告にてジュリィの妹・ジャニスである事が明らかになった。
アーケード版では神4弾から登場。ちり解禁早々こんなネタが。
外見
現実世界では茶色の肩まである髪を伸ばし、一部を短く結びツインテールにしている。
上の画像の服は、私服ではなくパクチー小学校の制服(90話のらぁらの台詞から)。制服姿での登場が一番多いため、現実世界でのイラストはこちらの服装が大半を占める。
プリパラ内では髪と身長が伸びる他、濃い緑色の髪と青い瞳に変化する。短かったツインテールの部分も腕に届くほど長くなり、根元には輪っか状の編み込みが入る。
箱入り娘ゆえか現実・プリパラ共に色白。3Dライブシーンでは彼女の色の白さが腕を出すカットでよくわかる。
余談
- 116話でペッパーに雄の孔雀に見立てられたことから、一時期視聴者の間では男の娘説が浮上していた(ペッパーは一目でレオナを男子と見抜いている)。父親がこの華道家に似ていたことも相まって「家の事情で訳あって女の格好をしているのでは…」と深読みする節もあったが、ちりはメインの女性キャラクターに共通するまつ毛が書かれている他ゲームや公式サイトの紹介文でも「女の子」と明言されているため(レオナは性別が明記されていなかった)、現在ではちりの男の娘説は消滅している。雄の孔雀で表現されたのは、おそらく孔雀の華やかさ(雌の孔雀は雄と比べると色味が地味)とじゃんけんのパーを表現するための演出上の都合と思われる。
- ちりの使用ブランド・「Dear Crown」(ディア クラウン)はプリティーリズムを知る視聴者ならニヤリとするブランド名だが、関連性のほどは不明。本作でのDear Crownはプリパラ伝統の老舗ブランドという設定である。
- パクチー小学校への所属は変わらないらしく、転校でもしない限りちりはシリーズ3年目にして初の(ボーカルドールと北条コスモを除いた)パプリカ学園に無関係のメインアイドルとなる。