ベトナム人の武術家であるグェン・ロックにより1938年に創始され、彼自身が個人教授をはじめたのが始まりである。
しかし、当時のベトナムはフランスの植民地支配(フランス領インドシナ)の中にあり、ボビナムは後に反乱の火種になるとして、フランス当局によって普及が禁止されてしまう。
だが、日本軍によりフランス軍が駆逐され、フランスによるベトナムの植民地支配が打壊し、日本の独立支援もあって戦後ベトナムは独立を宣言した。
これによりボビナムは一般公開され、流派の旗揚げも行われ本格的に普及していき、その後の独立戦争や代理戦争、自衛戦争も乗り越え、ベトナムの独立国家としての礎が確固たるものとなってからは海外まで広がっている。