ラインメタルとは―
1.1889年にハインリヒ・エアハルトによって創業された、ドイツの軍事産業コングロマリット。
2.World_of_Tanksに登場する、上記ラインメタル社が大戦中に設計した砲運搬車。
ラインメタル社
本社はデュッセルドルフ。 様々な兵器を開発しており、大戦中はアハトアハトと呼ばれた8.8cm Flak41やMG34、MG42などの機関銃、124tの重自走臼砲『カール自走臼砲』の開発も行った。
現代でもその技術は健在で、MG3汎用機関銃などを開発。 戦車砲である120mm L44はレオパルト2やM1エイブラムス、90式戦車など西側諸国主力戦車の主砲に採用されている。
砲運搬車(ヴァッフェントレーガー)
戦車を用いた多人数参加型オンラインゲーム『World_of_Tanks』にTier8駆逐戦車として実装された車両。
装甲は非常に薄く、正面でも20mm、背面に至ってはなんと8mmしかない。 機関銃にすら貫通される。(元々砲運搬のために作られており近接戦闘を想定していないのだから仕方ないのだが) 機動力もそこまで良くはない。
その一方で砲は優秀で、精度の優れた12.8cm砲と一発の火力が高い15cm砲を搭載可能。 さらに静止時の隠蔽率が同格軽戦車並みで非常に見つかりにくい。 後方からの火力支援にはピッタリな駆逐戦車である。
史実においては1942年にスタートした装甲自走砲開発プログラムの一つで、ラインメタル社によって設計された車両。 この計画にはクルップ社、シュタイアー社、途中参加でアルデルト社も含めて4つの企業が参加しており、38(t)軽戦車をベースにしていた。
最終的にはアルデルト社案が採用されたものの戦況悪化で碌に生産されず、生産された少数の車両がベルリン攻防戦などに参加。 アルデルト社は社長含め社員全員が国防軍として未納入の車両を率いて参加、全員戦死し会社自体が消滅した。 この時1両がソ連軍に鹵獲され、現在はクビンカ戦車博物館に展示されている。