ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

自己愛性人格障害の編集履歴

2016-12-11 14:51:17 バージョン

自己愛性人格障害

じこあいせいじんかくしょうがい

自己愛性パーソナリティ障害とは、ありのままの自分を愛することができず、自分は優秀で特別で偉大な存在でなければならないと思い込むパーソナリティ障害の一類型である。

概要

一見「自分が大好きな人」のように思えるが、その表面的な明るさとは裏腹に「ありのままの自分を愛せない」障害である。

心の底には強い劣等感、コンプレックス、自己無価値感が渦巻いており、「自分は万能で特別な存在だと思い込む」「他者から肯定的に評価される」「優越感を得るため身近な弱者を貶め見下す(モラハラ等)」ことで精神を維持している。


特徴(一例)

  • 第一印象はとにかく良いが、表面的で主張がコロコロ変わる
  • 本能で生きており、特有の行動パターンをとる
  • ギョロ目で爬虫類を思わせる顔立ち
  • 漠然とした快・不快で人を判断しており、グレーゾーンの考えが無い
  • 創造性・個性に乏しく、中身の無い劣化コピーのような物真似をする
  • 一人の時間を楽しむような趣味が無く、あっても知識が浅かったり長続きしない
  • 上下関係や支配関係を作りたがり、長い付き合いの対等な友達がほとんど居ない
  • 共感性が低く、自分と違う価値観や個性を受け入れられない
  • 完璧な自分の虚像をおびやかす者は、優秀な人間であっても許せない

原因とされる要素

片や無関心・暴力的な親、片や過保護・支配的な親という家庭で育ち、ありのままの自分は無条件で愛されないという自己無価値感に苛まれる事が原因とされる。

幼い頃に充分子供らしくいることが許されず、親の望むよい子を演じなければ捨てられてしまうという恐怖から、表面上は完璧な人間を演じるようになる。

そのため、幼少期は手のかからない子供であり、反抗期も無く親孝行な子供にはなるものの、親以外の誰かがそのツケをおっ被る破目になる。


成長過程で自己無価値感を克服することで治っていく事もあるが、コンプレックスを解消できないまま成人期を迎えると人格障害として確定する。


対策法

自分が加害者かもしれない時


  • 初対面の人にえらそうにしたり馴れ馴れしく褒めまくらない
  • 他人の長所を認め、多少の短所には目を瞑る
  • 勝ち負けや優劣にこだわらない
  • 思い通りに事が運ばなかったからといって怒らない
  • 自分の言った言葉はせめて一日くらいは覚えておく
  • 対等な人間関係を構築する
  • 使えないと思う人にも、せめて常識的に接する
  • 仲間はずれを作らない

自分が被害者かもしれない時


  • YES/NOをはっきりし、不快なこと、やりたくないことにはしっかり境界線を引くことで予防する
  • すぐに切れる関係の場合、関係を切って逃げる
  • 逃げられない場合は極力接する時間を少なくし、関わりを最低限にする
  • 目上の人や強い人、もしくは大勢の協力を得る
  • 周囲の協力を得て反撃し、加害者に反省を促す

関連タグ

精神疾患

モラルハラスメント パワーハラスメント

境界性人格障害…自己愛性人格障害を併発しやすく、その危険性はサイコパスと同等かそれ以上とまで呼ばれる


外部リンク

自己愛性パーソナリティ障害(Wikipedia)

ナルシシズム(Wikipedia)

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました