「ワシは残酷なのだ‼」
概要
大魔王バーンから与えられたオリハルコン性のチェスの駒の1つ“僧正”にハドラーが禁術法で命を吹き込み誕生したハドラー親衛騎団の1人。
前身の8割が、並みの武器で攻撃しても逆に武器の方が切れてしまう(さらにオリハルコンのボディであるヒムの腕すら容易く切り落とせる)程の切れあじを誇る刃物となっており、迂闊に攻撃すれば攻撃を加えた相手がズタズタになってしまうという特性を持つ。
また、生まれつき真空呪文“バギ”系統の呪文を得意としているほか、全身を高速回転させ鋭いドリルと化して岩盤、地面を貫きながら相手の虚を突く形で襲いかかる戦法を得意とする神出鬼没の狩人。
なお、元の駒である“僧正”の奇襲性に由来するその能力に依存するばかりではなく、彼我の実力差を見定め格上にも一発逆転を狙う戦術を取るなどの戦術眼を持ち合わせている。
性格は普段、騎士道精神あふれる他の親衛騎団の歩調に合わせている為、あまり表には出てこないが、実は禁術法で命を吹き込まれた際にハドラーの心に僅かばかり残っていたっていた負の精神面が大きく反映れており、かつてハドラーによって生み出されたフレイザードと同じ本来の性格は残忍にして弱者をいたぶることに快感を覚えるサディゲスト。加えて大変執念深い性格の持ち主だが、フレイザードとは違っておおむね正攻法を使い、どれだけ痛め付けても仲間の為に懸命に戦うチュウに立派だと感じたりするなど、歪んではいるものの、一応は戦いにおいての最低限のマナーは重んじている模様。
死の大地へと偵察に来たチュウら獣王遊撃隊の前に現れ、隊員を庇うチュウを散々いたぶり続けていた際に偶然その場に現れたバランに両目を潰されて以来、その屈辱から復讐心からバランをターゲットに定め執念深く付け狙い、つぶされた両目はあえて治さないままそのままに、本来ハドラーとダイ親子の戦いを邪魔させない為に死の大地でポップたちを迎え打つはずだった新鋭騎団独断で命令を無視して独断で離脱(なお、この時親衛騎団の証であるエンブレムを外し仲間の元に送っている)。
バランを自らの手で葬り去ろうとバーンパレスの海底門で大親子を迎え撃ち、『バギクロス』による先鋭攻撃で2人を攪乱。生体反応やオリハルコンの位置を感知して資格からの奇襲攻撃でバランをあと一歩で仕留め掛けるが、最後はダイの咄嗟に放った『アバンストラッシュ』で頭部から真っ二つに切り裂かれた「な、なんでワシより強い奴が世の中にこんなに…いやがるんだ…気に…入らねえ…‼」と自らより強い者が多く存在する事への憤りの念を抱きながら爆散。親衛騎団最初の殉職者として海底に散ってった…。