コズミック・ブレイザー・ドラゴン
こずみっくぶれいざーどらごん
概要
スターダスト・ドラゴンの強化形態であるデルタ・アクセルシンクロモンスター。ある歴史における遊星の最強のカード。
未来の世界の不動遊星のデータにて名前が確認できる。本来は不動遊星がトップ・クリアマインドの境地に立ち使われるカードだったが、Z-ONEと戦った不動遊星はその未来とは違う境地「オーバー・トップ・クリアマインド」に達しシューティング・クェーサー・ドラゴンを召喚したため使用されていない。
最終回でも登場しなかったので詳細は不明。未来の世界では「Z-ONE」もこのカードではなく、シューティング・スター・ドラゴンを使って機皇帝を止めていた。
まさかのカード化
そんな幻のカードであったのだが、2017年2月18日発売の『20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE』にてカード化が決定した。
テキスト
シンクロ・効果モンスター
星12/風属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のSモンスター2体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
(1):フィールドのこのカードをエンドフェイズまで除外して
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
●相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃を無効にし、その後バトルフェイズを終了する。
遊戯王カードWikiより引用。
名前とデルタアクセルシンクロモンスターということしかわかっていなかったモンスターだったが、自身を除外して、効果の発動の無効化・召喚行為の無効化・攻撃の無効化及びバトルフェイズの終了のいずれかを行う効果を持つモンスターとしてOCG化となった。
その効果はシューティング・スター・ドラゴン、TG ハルバード・キャノンの三体のアクセルシンクロモンスターの効果、もしくはスターダスト・ドラゴン/バスター、スターダスト・ウォリアー、シューティング・スター・ドラゴンの効果を合わせたような効果となっており、属性・イラストも含めてスターダスト・ドラゴンの正統進化形態と言えるモンスターとなった。
設定上は上位互換となるシューティング・クェーサー・ドラゴンとは6年も発売日に差があるため、下位互換の性能ではこちらの存在意義が無くなってしまうため相互互換となってはいるが、その効果はZ-ONE相手には少々分が悪く「コズミック・ブレイザー・ドラゴンでは破滅の未来を変えられなかった」「シューティング・クェーサー・ドラゴンでなければZ-ONEに勝てなかった」というアニメの展開にそった効果となっており、その絶妙な調整具合にデュエリストたちは驚き歓喜した。
なお、このカードは初めての風属性レベル12のモンスターであり、「セイヴァー・スター・ドラゴン」と「CX 超巨大空中要塞バビロン」が持っていた記録である「風属性の元々の攻撃力最高値」を更新している(元々の守備力は後者と現在タイ)。