SCP-076とは、SCP財団によって収容されているオブジェクトである。
概要
お願いします、上が隠す彼の存在、彼がしたこと。我々がしたこと。我々の過ちは皆が知るべきことです。
SCP-076は立方体の石室(SCP-076-1)と、室内の石棺に収められた男性の遺体(SCP-076-2)から構成されている。単に「SCP-076」と書かれている場合はもっぱら人型の方を指す。
通常SCP-076-1の扉は鍵で封印されており、外から開けることはできない。
SCP-076-2 “アベル”
SCP-076-2(以下「アベル」と表記)は時折息を吹き返し、石室の扉を開いて外界へ姿を表す。
アベルの性質は凶悪そのもので、人間を軽視し、その殺害を至上の喜びとしている。アベルが蘇生する度に虐殺が起こり、彼を殺さない限り惨劇は終わらない。
アベルの身体能力は常人の範囲を大きく逸脱しており、頭を銃で撃ち抜かれてもまだ殺戮を止めないくらいにダメージへの耐性も高く、半端な方法では無力化できない。アベルが死亡するとその肉体は塵になり、やがて石棺の中で復活する。
財団によって身柄を確保されて以来、アベルは幾度となく石室から抜け出し、その度に財団のエージェントらと交戦、殺害されてはまた復活を繰り返している。
アベルの精神構造や行動理念は人間にとって理解しがたいものではあるが、理性面での常識が通用しないだけで知性は高い。
英語、シュメール語など複数の言語を操り、戦術や冶金、家畜についての深い知識を持つ。
過去にアベルを戦闘員として起用するプロジェクトが計画され、彼を中心とした機動部隊Ω-7"パンドラの箱"が結成された。
しかしプロジェクトの結末は……
詳しい概要は非公式日本語化wikiの該当ページへ。
「SCP_Foundation」きっての危険人物であり、また人気キャラクターの一人でもある。
上記の記事内で身体的特徴についての言及はあるが、どのような人物として描かれるかは絵師の想像に委ねられている。
SCP-682と同様、やはり様々な記事で言及され、数々のSCPを用いた実験が行われている。しかし中には、
死体に触れると[削除済み]なスライムの液体入りカクテルを飲まされる
ブライト博士に○×ゲームを教えられ、引き分けを認めず三週間もゴネる
ヒキコモリのフィギュア職人に自分そっくりの動く人形を作成される
等々、じわじわくるエピソードも存在する。
関連タグ
SCP SCP_Foundation アベル SCP-073- "Cain"
アヴェンジャー(Fate) - 著者はこれをイメージして作っていた。初期だからこそなされたことであり、今ならdecommission案件である。