概要
「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場する高海千歌と松浦果南によるカップリングタグ。長年の仲良しの気心の知れた幼馴染(果南談)、千歌からのスクールアイドル勧誘に対し、「かわいい幼馴染のためなら手伝う」という軽いノリで加入した。
公式
G's magazine
2015年6月号
「私、松浦果南はここ内浦の海で家業のダイビングショップを 手伝ってる高校3年生。内浦の自慢は、緑の山に青い海、広い空には肢しい太陽とぼっかり浮かぶ白い雲一そんなきれいな景色を見ているだけで、私は毎日十分幸せ。あっ、でもそこに加えて長年の仲良しの気心の知れた幼なじみの存在一っていうのも入れておかないとチカが怒るかな? くすくす。私の幼なじみのチカは、少し心配性で幼くて、でもすごく元気でいつも突飛な発想力だけは際立ってて最近、また何 か変なことを思いついたらしい。でも、青い波に揺られながら、 何も考えずにまっすぐ泳いでいると、なんだが頭の中が空っぽになってきて。とりあえずかわいい幼なじみの計画を手伝ってやらなくちゃっていう気分になるから不思議だね」
G'sに果南の自己紹介が掲載された。
全文を読むとお分かりかもしれないが、後半に関してはほとんど千歌についてしか述べていないことが分かる。
2015年07月号
千歌と果南の休日の過ごし方が掲載された。
千歌のスケジュール
7時半 起床
8時 朝食
9時 お弁当作り
10時 果南ちゃんちのある島に船でGO!
11時 家の手伝いをする果南ちゃんと海で遊ぶ
12時 果南ちゃんとお昼ごはん♪(でんぶのおにぎり!)
14時 帰宅 お姉ちゃんに捕まって無理やり宿題
15時 親のおつかいでお寺の花丸ちゃんちへ。遊びに来ていたルビィちゃんも一緒にアイドル話a&
17時 お寺の鐘が鳴ったら帰宅。テレビタイム~♪
19時 夕食
20時 お風呂!
21時 海辺を散歩。満月がきれいで歌っちゃった!
22時 就寝
果南のスケジュール
6時 起床
6時半 朝食
7時 天気予報チェック
8時 買い出し
9時 タンク等ダイビングギアのチェック
10時 チカが来た!
12時 昼食
13時 ダイビング
16時 入浴
18時 夕食
21時 チカと浜で会う
22時 就寝
二人のスケジュールを照らし合わせれば一目瞭然なのだが、小さい頃からの幼馴染というだけあってスケジュールの中に会うことが当たり前のように書かれている。
千歌はお弁当を作り、果南と遊んで作ってきたお弁当を昼食として一緒に食べているだけではなく、一度分かれたにもかかわらず夜に再び会っている描写がある。
少々齟齬がある為、同じ日の休日によるものとは言い難いものの、休日は頻繁に会っていることが窺い知れる。
えええ~、スクールアイドルになる?
もう、また変なこと言い出すんだから、チカは――。ほんっと、いつも変な事ばっかり考えてる子だよね。
小さい頃からよく知ってるけど本当に、いつもかわいい顔して突飛な事ばかり考えてた。
内浦の浜辺に星の砂を作る方法とか、私の住んでる島まで橋をかける方法とか――。
くすくす♪
浜に橋をかけて、いつでも私の住んでる向かいの淡島まで遊びに行けたらいいのにっていうその発想が――かわいくて私はちょっぴり嬉しかったけど。
でも、まあとにかくこの辺は子供もそんなに多くなかったから、1つ年下だけど、海で泳いだりスポーツが好きなチカとはなにかと一緒になることが多くて、 仲がいいっていうよりは、なんだかもうほとんど腐れ縁? みたいな感じでずっと一緒にいたんだよね。
だから、とりあえず、なんでも――相手がやることには付き合うって言う感じで今まできたの。
フフ。だから、あの子が大好きで私の苦手なカラオケに何度付き合わされたことか。
ふう――。
それが今度はスクールアイドル?
まあ、こんな田舎の浜辺の街で、アイドルもなにもないと思うけど――でもまあ、あの子がやりたいって言うなら、とりあえず付き合うしかないでしよ。
こんなところで、高校生がなにかやりたいってなったら――助け合わなきゃ。 私は家業のダイビングスクールの手伝いがあるし、島住まいだけど、その分、もともと部活はやってなかったから時間なくはないし。
唄ったり踊ったりは――柄じゃないけど。
コピーバンドぐらいならできる、んじゃないかな?
でも――。
ちょっと気になってるのは、チカは憧れの「μ's」目指して頑張る! って今から握りこぶし作って張り切ってるけど。
そもそも、私たちの通う浦の星女学院は、μ'sのいた音ノ木坂学院とは違って、もう廃校になることは完全に決定済なんだけどな。
大丈夫かな? あの子ホントに分かってるかな――。
上記も同じ号に掲載された果南のモノローグである。
スクールアイドルに誘われた時の心境について綴られており、乗り気ではないものの、腐れ縁で「相手がやることには付き合う」という暗黙の了解じみたものでスクールアイドルに付き合うことを了承した経緯が書かれている。
2016年06月号
マルのヨンコマ DROP 5「幼なじみ。」では二人の生い立ちについて描かれた。生まれた頃から一緒に過ごしている様子と共に千歌が「いつか大きくなったら果南ちゃんに追いついて同じ年になる」という想いを持っていることが語られ、幼稚園の七夕の短冊に願い事として吊るしているコマまであった(短冊には「つぎはかなんちゃんとおなじくらすになりたい」と書かれている)。
ちなみに高二になった千歌曰く「中学に入学する頃には追いつけると思っていたけどなぁ~~! なんかやっぱりまだダメだったみたい☆」とのこと。
それに対し果南からは「じゃあ早く追いつくようにいつもおやつの大きい方は譲るね」と返されている。
仲の良さだけではなく、未だに一緒におやつを食べているということが判明した貴重な回でもあった。
2016年08月号
ファンからの果南への質問で「天体観測は望遠鏡を使って本格的に行っているのですか?」という問いに対して
「中学生の時にずっと貯めてたダイビングのバイト代をはたいて買ったビクセンのを持ってる。千歌ちゃんの命名で海南1号って名前がついてる」
と返している。千歌が命名した「海南1号」という名称をそのまま使っていることから果南自身もそれなりに気に入ってる様子が分かる。
2016年09月号
以前、千歌が言ってました。
アイドルの力は、みんなに笑顔と勇気と元気を届ける不思議な力。
だからいつも自分にできる最高の笑顔を届けるんだって。
もしか その力を1番最初に千歌からもらったのは私なのかもしれないです。
たから、私も――今日はその力を、何とか皆さんに伝えらるように。
G'sに限った話ではないが、果南はよく「千歌が言っていた」「千歌から聞いた」という言葉を多用しているがそれだけ千歌の言葉が果南の中に深く根付いているというこが窺える。
2017年01月号
ファンからの千歌への質問で「千歌ちゃんの特技である卓球の実力を知りたいです」という問いに対して
「そりゃーもちろん、オリンピックの水谷選手くらい――って言いたいとこだけど、やっぱりそれはちょっと無理があるかな――テヘへa& でもスマッシュは打てるし、なんと! 最近はあの果南ちゃんにいっつも勝つんだよ!!手加減なしで!! 年上の果南ちゃんには子供の頃はいつも負けてたもん。内浦の卓球王は千歌で決まりだね、きっとa&」
と返しており、少なくとも卓球の腕前は果南より上とのことから相当レベルが高いものだということが分かる。
果南に勝てるようになったことを本気で喜んでいる千歌のセリフが二人の仲の良さを表しているといってもいいだろう。
2017年02月号
千歌、果南、梨子による初詣イラストでの果南のモノローグにて、千歌のことを「仔犬みたい」と言って微笑ましく見つめる描写があった。
2017年03月号
千歌と果南による幼馴染のバレンタインの様子について千歌目線で語られている。
千歌の一番のお気に入りはピーナツ入りのハート形のチョコレートで、果南がそれを覚えていていつも沼津の街に行った時に千歌に買ってきてくれると書かれている。
同時に果南のお気に入りのチョコ(ふわふわのチョココーティングのマシュマロ)も紹介され、千歌には「むにむにフワフワしてるとこがいいんだって! 意外とそういうとこ、かわいいんだ一果南ちゃん」と称されており、バレンタインも微笑ましく過ごしている様子が描かれている。
スクフェス
2016年 千歌の誕生日祝福メッセージ
こうしちゃいられない! 千歌の誕生日だから今日だけ部活は休み。盛大にお祝いしようよっ
千歌の誕生日を祝わない訳がないだろうと暗に言っているかのような幼馴染の果南らしい台詞。
今まで千歌の誕生日を祝ってきた果南にとっては何よりも優先すべき事柄だということが伝わる。
2017年 果南の誕生日祝福メッセージ
果南ちゃんは海未の事も私のこともなーんでも知ってて。あはは……お姉ちゃんみたいな存在です!
他のメンバーが海中から祝っていたりする中で、千歌だけが一切海中には触れておらず、真っ当に果南の誕生日を祝っているのが印象的である。
職業編UR松浦果南覚醒メッセージ
面倒見がいい? ……そうかな?
小さい頃から千歌の面倒みてたからかも
なんとなく放っておけなかったんだよね~
面倒見のよさは千歌の面倒をずっと見てきていたからだと、猫に囲まれている果南本人が発した言葉である。
デュオシングル
Aqours 1st Live2日目にてデュオトリオシングルの制作について発表され、千歌と果南がデュオを組むということが判明し大きな衝撃を与えた。
※現時点(2017年3月後半)ではまだ曲名や曲調、ジャケットについての情報は出ていない為、情報が発表され次第随時更新予定。
アニメ
本編での絡み
1話で果南の家へ行き、「またみかんでしょ」と言われるほどみかんをお裾分けしている事から家同士が親しいこと、お互いに「千歌」「果南ちゃん」と呼び合っている事はG's共に変わらない様子。
しかし果南がかつて高校1年の時にスクールアイドルをやっていたことを知らなかったりと、9話での「小さい頃は一緒に遊んでいた」という発言から昔ほど交流が盛んではない模様。
しかしAqours加入をきっかけに再び交流が増えたであろうことは喜ばしいことである。
細かい点ではあるが、未熟DREAMERでは2人でみかん色の衣装を身に纏ったり、想いよひとつになれではお揃いの大きいリボンを付けたりと、衣装をどこか似せたがる傾向が伺える
Blu-ray5巻特装限定版の封入特典小説
果南sideの話は内浦での生活の事と、千歌について語られている。
幼い頃から千歌が果南の元に遊びに来ており(千歌が小2の時点では毎週のように訪れている)、千歌の訪問を嬉しく思っている旨が綴られており、仕方なしに遊びに付き合っているわけではないことが文面から読み取れる。
二人きりで砂だらけになるまで浜辺で遊び、母親に怒られるとべそをかく千歌の手を取って海に飛び込み、「私のせいで転んじゃったって言えばいいよ」と大雑把ながらも千歌へのフォローをする描写もある。
そして千歌に対する想いが明確に書かれている箇所がある。(以下抜粋)
そんな時、私はいつも――ヒマそうに千歌の横にいたから、なんだかいつも――2番目に入れられてた。
面と向かって誘われたことは、あんまりない気がする。
いつも――いつのまにか。
千歌の仲間にされてた。
うぅん――仲間になってた。
野球に水遊び、鬼ごっこにドッジボール。
千歌のやりたいことにはいつも――仲間が必要で。
こんなに子どもの少ない町に生まれた千歌には、それがいつも不満そうだった。
辛そうに――諦めた顔を、私は見たくなくて。
それでいつも――どんな時も。
断らずに一緒に遊んでいた気がする。
千歌の笑顔が――見たかったから。
「千歌の辛そうな顔を見たくない、千歌の笑顔が見たいから」という理由から千歌の誘いは断らずにいるという公式による描写はとても重要な文献と言っても過言ではない。