ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

SKSカービンの編集履歴

2017-06-28 12:08:17 バージョン

SKSカービン

えすけーえすかーびん

1945年、ソ連軍に制式採用された小型カービン銃。

概要

正式名称はシモノフ自動装填カービン。

ロシア語でСамозарядный карабин Симонова、略してСКС(ラテン文字表記でSKS)。


1945年、ソ連軍は技師のセルゲイ・カヴリロヴィッチ・シモノフが設計したSKSカービンを制式採用した。

SKSカービンは細身の銃身で、バレルの下には銃剣を装着できる。作動方式はガス利用式で弾倉は固定式になっている。弾丸は専用に開発されたM43実包(7.62×39mm)を使用し、専用のクリップで10発を装填することができる。シンプルな構造で頑丈にできているため故障が少なく、白兵戦にも使用された。

SKSカービンは当時成立した中華人民共和国や共産圏の国にも制式採用される。後に、朝鮮戦争ベトナム戦争等でも使用された。


ソ連での運用

制式化から2年後、SKS用のM43実包を使用するAK47の制式採用により二線級兵器に格下げされた。むしろ他国で愛用された火器であった。

他国での運用

中国やベトナムを始めとした供給国ではソ連ほど財政に余裕が無かった事もあり、AK以上に堅牢でセミオートのみで弾薬の消費が少ないSKSは、国情に合った兵器として歓迎された。

特に中国では後に着脱式弾倉やフルオート機構を組み込み、限定的にアサルトライフルとしての機能を持った63式自動歩槍が開発され、63式をベースに本格的なアサルトライフルとして再設計された81式と87式、87式をブルパップ化した95式自動歩槍とそれを通常型のアサルトライフルに再設計した03式が開発されるなど、全ての国産アサルトライフルの始祖と呼べる存在になっている。


仕様

全長1022mm
銃身長521mm
重量3900g
弾薬M43(7.62×39mm)
装弾数10発

関連イラスト

冬服に塗らせて頂きました冬季戦仕様


関連タグ

小銃 カービン ソ連

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました