CV:松岡禎丞
人物
鳳と契約している雄の黒猫族。黒猫段位は初段。年齢は桜曰く「中学生くらい」。
姿は首や肩、腰の括れなどもあり、指も5本と、六文よりも人間に近く、とてもしなやかな体型をしている。しかし下半身は猫の面影が残っており、足に肉球が確認できる。
シンボルカラーは赤で、赤いプロテクターを身に着けている。
年齢相応のやんちゃな性格で、短気で喧嘩早い。また、非常に戦闘力は高く、巨大な爪を使って戦う。
また、月収50万円とかなりの高給取りである。
六文や鈴(境界のRINNE)とは良き友人である。ただし鈴のお転婆ぷりには手を焼いている。
また、黒星三世の霊恐怖症度合いにはかなり呆れていた。
鳳との関係
作中では数少ない「主人との関係が悪い黒猫」である。
鳳と朧の一族は代々繋がりがあり、その縁から幼い頃から鳳と2人で立派な死神と契約黒猫になる為に修行をしていた。
しかし、実際には鳳は朧をこき使い、朧は鳳に仕返しするというような喧嘩が日常茶飯事で、契約を結んだ後の初陣では(朧が先にちょっかいを出したからだが)鳳の反撃で1年間岩の下に閉じ込められるほどの大事になってしまった。
自力で脱出した彼は鳳に謝罪と契約破棄を迫り、契約書を巡ってりんね<六道りんね達を巻き込むほどの戦いを繰り広げた。
…だが実際には契約破棄までは求めていなかったようで、桜<間宮桜の見立てによると自分のことを引き留めて欲しかったらしい。しかし、当の鳳は朧が本気で自分のことを嫌っており、自分にとって邪魔であると考え途中であっさり契約書を渡す。
こうしてお互いの想いがすれ違ったが、その後のりんね達の仲裁でなんとか契約を存続させるに至ったのであった。
とはいえ、以降の話でも大体の場合は仲が悪い描写が多く、鳳が朧を手荒く使っているのは勿論、朧も鳳から助けを求められたときに暴言を吐きながら高所から地面に落としたりするなど(黒猫段位テスト編より)、翔真と黒州を除く他の組のような穏やかな関係では無い。
アニメ版
このように、原作では一見すれば本当に鳳のことを嫌っているような描写もあるが、アニメ版ではいわゆるツンデレ描写が強調されており、初登場時に鳳の強さを認める台詞を言っていたり、「好きだからいじめたい」と言わんばかりの本音を綴っていたり、弁当を作っていたり、鳳を手荒く助けながらも陰で決めポーズをしていたりと、実は鳳のことが気に入っているともとれる振る舞いを見せている。
さらに、第2シリーズ後半EDの映像では…!?
なお、CVの松岡氏もNHKのインタビューにて、はっきりと「ツンデレ」と答えている。
余談
同じく主人との仲が悪い黒猫には黒州がいる。
こちらは一見すると紳士であるが、主人への忠誠心などほぼ皆無で、いざとなれば主人(翔真)を犠牲にすることすら厭わず、さらに言えば主人からお金さえ貰えればそれで良いと言うような思考の持ち主で、悪態はつくが何だかんだ主人を思っている朧とは対極を成す人物とも言える。