正式名称:暗殺教団
英語:Assassin, Hashishi, Hashshash
アラビア語:الحشاشون
中世ヨーロッパにおいて、イスラム教シーア派の分派であるイスマーイール派の一派「ニザール派」に存在したという神秘主義的なカルト教団であり、伝説によれば彼らはアッバース朝、セルジューク朝、その他多くのイスラム帝国や、十字軍の要人らを狂信的に暗殺していったという。
その伝説の起源となったのは、シリアにおけるニザール派の中核的指導者であったラシード・ウッディーン・スィナーンと、彼の同志フィダーイー(自己犠牲を厭わぬ者)たちによる活動とされており、彼らはみな勇猛果敢で、ニザール派の勢力拡大のために時として暗殺という手段を用いていたことから、十字軍に非常に恐れられていたという。