概要
ウォーターリーパーは、ウェールズで伝えられる、沼地や川などに住む、妖精である。
「ヒキガエル(羊が食えるサイズ)の体」に「コウモリの翼」と、尻尾がつく。
ウェールズ語で「Llamhigyn Y Dwr」(サムヒギン・ア・ドゥール)という。K・M・ブリッグズ『妖精事典』によれば「水を跳ね渡るもの」の意。ウォーターをリープするって直訳だね。
釣り人の釣り糸を斬る、羊を食べる、耳をつんざく大音響で鳴くなどの悪さをする。
羊飼いが川や沼地で遭遇すると、喰われる事もあると、まことしやかに伝えられる。これに会った場合、羊飼いはその辺の羊をこれの口へ突っ込んで逃げるほかはないらしい。