バーンスマッシュ
ばーんすまっしゅ
仮面ライダービルド第2話に登場した色々な意味で視聴者にトラウマを植え付けた悲劇のスマッシュ怪人。
概要
『仮面ライダービルド』第2話「無実のランナウェイ」に登場。
ファウストが、組織の秘密を知る万丈龍我を抹殺するために送り込んだ龍我の恋人の香澄を素体として生み出したスマッシュと呼称される怪人の一種。
強力な火炎攻撃を得意としており、腕の音叉のような形をしたライダーの様な部分から高温の火球を飛ばして対象を攻撃する能力を持つ。
香澄が素体に選ばれた理由は、龍我を誘き出す理由以外にもファウストが仕組んだ龍我の殺人事件の真相を知る彼女の口封じも兼ねており、元々病弱だった彼女からスマッシュの成分を抜き取ると彼女が死んでしまう仕様となっている。
なお、スマッシュのとなった人物は自我が消えて意思疎通が不可能になり、無差別に人間を襲い、辺りを破壊し尽くす怪物と成り果ててしまうが、彼女の場合は強い精神力の持ち主だったのか、人としての記憶が辛うじて残っており、龍我を護ろうと必死に抵抗していた。
そんな彼女を必死で庇い続けた龍我だったが、ナイトローグから聞かされたスマッシュとなった人物の最悪の結果を知り苦悩するが、ならばせめて人の姿に戻してほしいと願う龍我の想いを組んだビルドに成分を抜き取られ元の姿に戻ると、彼に自分の思いと事件の真相を伝えて消滅していった………。
これにより、本作の怪人は(一部のものを除いて)以前登場した別のライダー怪人と違って、成分さえ抜き取れば元の姿に戻れてハッピーエンドにはならない(下手をすればその行為は素体主となった人物の死に繋がる)という事実を視聴者に見せ付ける結果となった……。