ビークスパイダー
びーくすぱいだー
概要
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場するフルカウルミニ四駆の一種。
大神博士が開発した三大バトルマシンの一つ。使用者は沖田カイ。
名前の通り蜘蛛がモチーフとなっており、漆黒のボディにクモの巣を張り巡らせたようなデザインが特徴。
ビークスパイダーを語る上で欠かせないのはボディフロントから発生する空気の刃だろう。
その切断力は半端なく、金属だろうとスパスパ斬る。もはや走る凶器なんてレベルではない。
プロトセイバーJBやブロッケンGと違い、相手の横を通りぬくだけで破壊可能であるため、攻撃の為に減速する必要はなく、レイスティンガーみたいに特別な装備もいらないと、大神製マシンの中でも変わり種。 うまく制御しないと味方も危険なあたりはV2ガンダムの光の翼に近い。
しかし本当に恐ろしいのはこんな凶器同然のマシンを小学生が使っている事とカイが右手に身につけている恐ろしい空気の刃をあっさり無効化する謎グローブの謎技術だろう。
ただし空気の刃も何でも切り裂けるというわけではなく、劇中では鷹羽リョウのトライダガーXを真っ二つに切断したが、新素材ZMCを使用したトライダガーZMCには空気の刃が通用しなかった。鉄より硬いZMCはガンダニュウム合金か何かなんだろうか?
後に「サバンナソルジャーズ」のマシン「ビークスパイダーゼブラ」の原型となる。
ビークスパイダーもカイが代理でレースする際にグランプリマシン仕様となり、GPチップも搭載された。
ビークスティンガーGのデザインは後部の三段ウイングに面影が見られ、肝心の空気の刃発生部分の部位は受け継いでいないのだがなぜか空気の刃は使える。また、成型色は完全にレイスティンガーのシルバーに取られてしまっておりシールでの補完になってしまっているなどやたら扱いが不遇。まあブロッケンGはもっとひどいのだが…
商品としてのビークスパイダー
1995年12月に発売。使用シャーシはスーパー1。
ボディはスピンアックスと非常に似通っており、フロントからカウルにかけてを覆うような形になっている。また、フロントガードが3パーツに分かれている点でも共通している。
ただスピンアックスと違いボディフロントのパーツがシャーシのフロントバンパーホールに引っ掛けるのではなく横から挟み込む形で固定するため、スーパー1改修型のスーパー2シャーシにも無改造でフロントガード含めてボディがちゃんと載る。
このためプレミアム化もされている。ちなみに、ワンロックギヤカバーはこの商品から標準で搭載されるようになった。