概要
そこは、ロックマンのすべてのワールドがクロスオーバーした世界
ロックマンたちヒーローは、Dr.ワイリーやシグマなど、歴代の悪者たちの手により時空の狭間に閉じ込められてしまった!
Dr.ライトとDr.コサックは、この危機に対して新たなロボットを共同開発する。
そのロボットは、量産型でありながら世界に散らばる「バトルメモリー」を使って、自身を強化できるという無限の可能性を秘めていた。
プレイヤーはその新型ロボットとしてこの世界で悪と戦うことになる。
自分だけのロックマンを作り、仲間とともに世界の平和を守れ!(公式サイトより)
ロックマンでは初となるクロスオーバーゲーム。旧作に登場したキャラクターが敵味方を問わず「バトルメモリー」に記録されており、プレイヤーはこれを収集しながらパワーアップしていく。
また、クエスト等に登場する敵のグラフィックは一部を除き、ほぼ全て新規で書き起こされている。
公式イラストではロックマンZXAの面々が見当たらないが、バトルメモリーにはちゃんと収録されているのでファンの人は安心してよい。
クロスオーバーゲームではあるが歴代キャラクターたちとの会話はなく、各ワールドを攻略しても上記の閉じ込められてしまった歴代ロックマンたちがどうなったか不明なままであった。
ゲームシステムも作りが甘く、ザコ戦は自動で進むステージでジャンブとショットだけで敵を倒していくもので、ボス戦は交互に攻撃を繰り返すだけのものだった。勘違いしないでほしいが、本当に交互に攻撃を繰り返すだけである。アイテムの使用や防御などといったコマンドは存在しない。
スロットにセットしたカードによって敵を1ターン行動不能にするなどの効果を得ることもできたが、これも運任せで必要なタイミングで発動してくれる保証はなかった。
結局2015年3月31日(火)14:00にサービス終了してしまい、このためDASHやZXAの世界を訪れることもなく、OVER-1の物語は完結しないまま終わりを迎えた。
余談だが元祖のロックマンがゲスト参戦しているスマブラ3DS/WiiUでは彼の後輩達とも言える歴代のロックマン達と共に一斉射撃を仕掛ける最後の切り札(超必殺技)があるが、オーバーのみ出演していない(出演している中で初登場作品が最も新しいのは流星のロックマン{2006年}である)。
Xoverの配信開始がスマブラの開発期間に被っていたせいもあるかもしれないが、それ以上に評判が悪かったことが原因として大きいだろう。
あえて前述の謎と結びつけて考察するなら、閉じ込められた歴代ロックマン達はオーバーを置いてけぼりにしてスマブラの世界に移動していたのではないのだろうか?
登場人物
本作の主人公にあたるロボット。ロックマンシリーズで初の量産型主人公でもある。
名前の「OVER」には「服を着込む」という意味が込められているという。実際、アーマーを変えることでその姿と能力を大きく変化させることができる。
コサック博士の設計図を基に、ライト博士と共同で作り上げられた。そのためレプリロイドではないと思われるが、姿はX時代のそれと酷似している。
『ロックマン4』に登場したコサック博士の娘。14歳に成長し、オペレーターとしてプレイヤーをサポートする。
新キャラクター
ロックマンXoverで初めて登場したボスキャラクターたち
ニコニコ静画で開催されたボスキャラコンテストで最優秀賞を受賞しゲーム内で登場したボス。
ボディの画面から昔のカプコンのゲームキャラクターを発射して攻撃する。
ビアンコ博士がOVER-1を参考に作り上げたレプリロイド。
ロッソ・M達四天王のリーダーで、鎌のような大剣を武器にしている。冷静な性格。
ゲーム中の動きはジャンプからの叩き付けとダッシュ突きからの切り上げで、
ネロの部下。巨大な腕を持つ戦闘用レプリロイド。属性は火。
敵を一瞬で灰にさせるほどの火力を持つ。性格は短期で攻撃的。
ゲーム中の動きは炎を纏った拳で突進してくるというもので、コピーエックスのトレスと思われる。
防御用に開発されたレプリロイド。属性は水。
無口だが常にチームのことを最優先に考え行動するリーダーのような人物。
武器はトライデント。ゲーム内では水柱を発生させる技を使っている。
ゲーム中はほぼ動かない。
調査兼解析用レプリロイド。属性は木・風。
機動性に優れている。数値に基づいた根拠がないと相手の話を信じない。
竜巻を飛ばす技を使用するが、ブル・Dと同じくほぼ動かない。
後方支援の戦闘用レプリロイド。属性は雷。
チームの紅一点。ヴェルデよりも機動性が高い。
普段は楽観的だが、ミッション時は冷静。ときおり冷徹な一面も出すらしい。
武器はムチ。敵を痺れさせる機能を持つ。
特定のキャラの動きを参考にした様子はない。
ネロたちを作り上げた異次元の科学者。
登場前にサービスが終了してしまった。