人物
クローム・バランシェによって製作された17体目のファティマ。
バランシェがバストーニュに工房を構えてから製作したファティマであり、時・静・町と同時期に製作された日本人タイプ四姉妹のうちの四女に当たる。
パートナーはアーレン・ブラフォード。
スペック…戦闘A・MH(GTM)制御A・演算A・耐久A・精神B1・クリアランスVVS2・タイプM
高レベルでバランスの取れた性能を持ち、特にモーターヘッド(ゴティックメード)のエンジン出力のコントロールを得意とする。
健気で心優しく明るい性格の持ち主なのだが、性能の高さと「主人である騎士の役に立ちたい、騎士を守りたい」という想いが強過ぎるあまり、状況によっては「自分がコントロールしたほうが良い」と判断してMH(GTM)の操縦主導権をパートナーの騎士から一方的に奪い取ってしまうという癖がある。
それゆえにブラフォードと出会うまでは、実力的に見合った騎士と巡り合うことができなかっため、主人となった騎士達のプライドを傷つけては理不尽になじられて捨てられるという、不遇の日々が続いていた可哀想なファティマである。
彼女の性能を最大限に引き出すことのできる最強クラスの騎士であるブラフォードのパートナーとなった後は精神的に多少回復したものの、今度はブラフォードが良い主君に巡り合うことが出来なかったために経済的に苦しい日々が続き、まともなメンテナンスも受けられずに薬物を使って辛うじて保っているというひどい状態であった。
星団暦2992年、ボォス星のカステポー地方での命の水争奪戦において、妹・アトロポスの駆るMHオージェ・アルスキュルをブラフォードと共に撃破。
しかし、ソープ(アマテラス)及び彼が作ったMHとは戦えないという「バランシェ・ファティマ」の本能によって、精神的に絶大なダメージを受け、同じくソープが作ったMHヤクトミラージュ(GTMイーヤー)との交戦が続いたことで精神崩壊寸前に陥ってしまった。
だが、その後に様々な幸運な巡り合わせが重なり、ブラフォードと共にミラージュ騎士団へ入団、ようやく安息を得られることになった。