解説
シュペルター(K.O.G.ウォータードラゴン)の姉妹騎として剣聖ダグラス・カイエンの為にレディオス・ソープ(アマテラス)によって製作されたモーターヘッド(MH)。
シュペルター同様、究極のMHたるナイト・オブ・ゴールドシリーズの最初の一騎であり、「プロトタイプ・ナイト・オブ・ゴールド」とも呼ばれる。
マシンメサイアAUGEを模した外観を持ち、王家のMHとして実戦は行わないことを前提に自動的にバリアを纏ったバインダーで遠隔攻撃を弾く『アクティブバインダーシステム』を両肩に装備している(ソープ曰く「王用MHなんて後ろで突っ立っとけばいいと思ってたから」)。
また、後にミラージュ・マシンのスタンダードとなる、両足に大出力の専用イレイザー・エンジンを搭載して同調駆動させる「デュアルツイスター・システム」が採用されている。
しかし、カイエンがウォータードラゴン(シュペルター)を継承したことでバランシェ城にほったらかしにされたため、クローム・バランシェが自作のファティマのMHコントロールの調整を行うのに使用されていた(若かりしボード・ビュラードがバランシェ邸を訪問した際、建設中のテストサイロにクバルカンのバングと共に置かれていた)。
その後、成人したアトロポスが逃がされる際に、彼女によって持ち出された。
2013年の設定大改変後はAUGE-HA型GTMトリバネル・アルスキュルへと差し替えられた。
作中の活躍
星団暦2992年、アトロポスと一時的に神力を喪ったソープがシーブル軍の傭兵騎士アーレン・ブラフォードのMHアパッチに追われた際、「ファティマを使わないMHを開発する」というソープの願いへの参考にとファティマを乗せず、アトロポスがファティマ代理プログラムを用いて単独で搭乗。
アルスキュルとアトロポスは善戦するが、アパッチは性能こそ低いもののそれを操るブラフォードの技量と彼のファティマ・京の能力によりスペック以上の実力を持っていたため、最終的にアルスキュルは顔面から殴り倒されて転倒し大破。騎体の機密保持の為にアトロポスによって泣く泣く自爆させられた。
その後、ソープはアトロポスの為に再度オージェを作るとその場で約束し、オージェのイレイザー・エンジンは回収され、後にナイト・オブ・ゴールドATに使用された。